stxxx体調不良

赤T 過食嘔吐 ページ29

アテンションはいつも通り。
嘔吐表現あり。
病みかもしれない。
紫赤に見えちゃうかもしれないから自己防衛よろしく。

ー1ー

苦しい、
止まらない、
止めれない、
分からない、
どうすればいいの、
助けてよ、
どうして......
ずっと脳内をよぎる。
食べてるモノの味はあんまり感じなくてだからといって砂を噛んでるとかそういうのじゃない。
食べ物ならなんでもいい、楽になるならいいんだ。
そんな安易かつバカみたいなことだけを考えて今日も上手くコントロール出来ずに食べる。
どうせ吐くなら食べなきゃいい。
あぁ、何度言われただろう。
でも違う。
吐くのがいいんだ。
吐きたいから食べる、
苦しいのは嫌だけど苦しみたい。
矛盾して分からなくなって時の流れに逆らうように食べ物をひたすら頬張る。
誰か来てくれるまでは食べてていいかな、
ぁー...甘くて気持ち悪い、むかむかする。
吐きたいな、
でも食べたい、
お腹すいてないのに...
助けて、、なーくん、、
心の中でつぶやく。
ふと、なーくんの声が聞こえた気がして俯いて下を向いていた顔を上げる。
でも視界に入ったのは自分が食べ散らかしたお菓子やインスタント食品のゴミや在庫ばっかり。
汚いけどこれが落ち着く。
吐きたい...な。
ひとりじゃ上手く吐けないからなーくん呼ぼうかな、
でも迷惑だよな。
他人を吐かせるためだけに呼ばれるとか...
これより不幸な用事はこの世にないと言っても過言ではない。
でも、でも...
気づいた頃には勝手に手が動いて電話をかけていた。
それくらい体は助けを求めてるのかななんて思いつつ、電話に出てくれたなーくんに話しかける。

な「莉犬くん？いきなりどーしたの？」
莉「たすけて、」
な「...待ってて。すぐ行くね。コンビニ寄ってから行く。」

何回も頼んでるんだよね、実は。
でも1度も怒られないし責められない。
優しいのか甘いのか分からないけど...
苦しい、って分かりきったことを空気に呟き次はチョコレートにかぶりついた。

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