続 ”敵連合” 私の居場所はここだから。 (ページ2)

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声をあげる両親に少女は目を覚ます

『っ、なんで喧嘩してるの…?
　いや、だよ、っ、なかよく…っ』

父「A、泣くな!」

怯える父親とは裏腹

少年は静かに近づき優しく笑いかけ話しかける

聖「A、ごめんな?大丈夫、2人は仲良しだから、
　今も誰がAの隣でご飯食べるかを決めてただけだよ」

『そっか、でも隣はいつも聖でしょ?(ﾆｺｯ)』

聖「もちろん、今日も譲らない!」

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母「もう無理よ、あの子に怯えて生きるのは」

父「自分で産んだ子だろ!」

母「じゃぁどうしろって、何度も泣かれたらこっちの身がもたないのよ!
　…いらないわ、あんな子」

父「…聖は、どうするんだ」

母「離れたらまたAが暴れだす…
　2人とも、サヨナラだわ」

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「ねぇ、見てあの子達…」

「やだ、薄汚い子供ね」

『あの…』

「ちょっと話しかけないでくれる?」

「もう、行きましょ」

『待って…誰か、』

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『ねぇねぇ聖、どうして私達は2人きりなの?
　お金も家もないママもパパもいない、
　これからどうやって生きていくの?』

聖「大丈夫、Aには俺がいるだろ?」

『そうだね…私、聖がいればいい!』

なんで人々は私達を無視するの?

誰も手を差し伸べてくれない

こんな暗い所嫌だよ…

聖「きっとこの世にはヒーローなんて存在しないんだ、
　あれはただの幻想、皆夢を見ているんだ」

『そう…なんだね』

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『誰も、助けてくれなかった、
　この世界に否定された!!』

弔「こんなあっけなく…
　ふざけるな…ふざけるな…」

ｸﾞﾗﾝﾄﾘﾉ「さぁ、お前さんらのボスは何処にいる!」

『嫌、この居場所がなくなるのは、』

弔「失せろ、消えろ!!」

『せんせいっ!!(助けてっ!!)』

ﾎﾞﾜｯ

弔「っ!?脳無!!」

ｼﾝﾘﾝｶﾑｲ「脳無?何もないとこから?なんだあれは!」

突如黒いモヤが現れ、そこから脳無が顔を出した

ｸﾞﾗﾝﾄﾘﾉ「ｴｯｼﾞｼｮｯﾄ、黒霧は?」

ｴｯｼﾞｼｮｯﾄ「気絶してる、こいつの仕業ではないぞ!」

『先生…なの?』

爆「ぶっ、ぁ!んだ、うぇ、」

ｵｰﾙﾏｲﾄ「爆豪少年?!」

爆豪君はその黒いモヤにあっさりと飲み込まれた

そしてドロドロと現れるソレは私達も飲み込んだ

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ﾄｶﾞ「ぶぇっ」

爆「ぶはっ」

『げほっ』

気づけば脳無工場、ｵｰﾙﾌｫｰﾜﾝのいる場所だった