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「いいアタックだ…♢」
心なしか、ヒソカが震えている。即座に
近接戦闘が主なスタイルである私にとって、ヒソカのゴムは少し厄介だ。
「クク、ああ！！やっぱりキミはボクのお気に入りだ…♡」
禍々しいオーラが立ち上った。すんでのところで蹴りを躱す。二撃目は両腕を交差させてガードした。
力を逃がしながら後ずさる。腕がビリビリ痺れた。
「ホラホラ、逃げてばっかりだなんてツレないことをするなよ♤」
間合いを詰められた。速い！！腰を低く落とし、手でパンチを受け流しつつ膝を蹴り上げた。それも難なく防がれてしまった。
上から拳が降ってくる。両腕でガードし、反動に逆らわずヒソカから距離を取った。
あれ、取れない。腕をくっつけてヒソカの攻撃は防いだ。だが、腕がくっついて離れない。
「
目一杯力を入れても取れない。しかも今回は両腕を拘束されているから、肉を削いで物理的に剥がすことは不可能。
ヒソカは変化系に属する使い手で、オーラを体から放す放出系は強化系を挟んだ位置にある。
それでも、このガムの接着力は私の膂力で千切れない強度……やられた。
とっさに動いた時の、バランスも悪くなる。サンダルは不利だと判断して、それらを脱ぎ捨てた。両腕は封じられたが、肘の曲げ伸ばしくらいはできる。
ヒソカの猛攻が始まった。完璧には受け流せない。少しずつダメージが蓄積していくのがわかる。
致命傷はオーラの移動で対応しているが、ジリ貧。
ヒソカの肩を狙って踵を振り下ろす、と見せかけて肩に乗る。足首で脇を挟んで自分ごと後ろへ引きずり倒した。
ヒソカを砂浜に打ち倒し、その上に馬乗りになる。手で殴りたいが、それは叶わない。右足を首の横に添えて、トドメを示す。
「一本、はぁ、取ったり……」
肩でゼイゼイ息をする私に対して、ヒソカは切れ長の目を丸くしてこちらを見上げていた。
「…驚いたよ♢」
彼はそう言って、寝転がったまま両手をゆっくり広げた。
「ずいぶん、成長したんだねぇ♧」
ヒソカは右腕を伸ばして、私の砂まみれの頬をゆっくり撫でた。指で砂を優しく払われる。
大きな掌に、長い指。いつもは長い爪は、今日はきれいに切り揃えられていた。
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Ash(プロフ) - かなめさん» かなめさん、こんにちは。更新遅くなってすみません。ヒソカ推しの同志がいてくれて嬉しいです。 (2020年3月19日 11時) (
レス) id: 15c859a546 (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - 更新お疲れ様です！ヒソカ推しなのでかっこいい姿が沢山あって嬉しいです (2020年3月16日 12時) (レス) id: 70bd3babc7 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - スーパーヒソカタイムめっちゃ笑いました！！更新がんばって下さい！ (2018年3月10日 21時) (レス) id: 2984f0eef0 (このIDを非表示/違反報告)
鉄子(プロフ) - キングダムっぽい技ですねwトーンタンタンは技の掛け声として最高です！w楽しく読まさせていただいています！がんばってください！ (2017年11月24日 22時) (レス) id: a0856aab8c (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 待ってますね！頑張ってください！ (2017年11月22日 18時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
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