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除念師を見つけたなら、次は旅団員と接触する必要がある。それも、この広いゲーム内で、だ。だが、暇してるならもう彼らとは会ったのだろう。
心の気づきを悟られてはいけない。汗を右手に握って隠した。
ちらりと横を見ると、ヒソカはそれなりに身長があったのを思い出した。見上げる形になるのはなんだかムカつくが。ヒソカは私の心情に気づいたのか唇を三日月型に歪ませた。
「そんなにアツイ目で見つめるなよぉ♡」
「見つめてない」
組んできた腕を振り解いて、腕に軽くパンチした。
付かず離れず、私が攻撃を繰り出しヒソカがそれを防御する一連は、次の都市に着くまで続いた。
「なあ、アレ大丈夫なのか」
奇術師を名乗る男と高速でやりあっている善良な女という絵面は常識人のゴレイヌの神経に悪かったらしい。だがそれよりビスケは気づいていた。
もともと涼しげな格好をしていたAだが、動くたびに見える脇や超短パンの隙間から一瞬だけ覗く太もも。ヒソカがそれらを余さず目に焼き付けていることに、ビスケは気づいていた。
「見えてきたよ♧あれが恋愛都市アイアイだ♤」
可愛らしいバルーンがいくつも浮かび、建物もファンシーな都市は殺伐とした森の中にぽつんと佇んでいた。
「恋愛都市？」
「ウン♢ここではいろんな出会いが楽しめるんだ♡例えば……」
誰かがヒソカにぶつかる。荷物はちらかってしまい、
「メ、メガネ…」
女の子は、目が悪いのだろう。すぐ近くのビン底メガネを拾えず、手探りで探している。
「拾ってあげたら？友達になれるよ♧」
角に差し掛かると、ゴレイヌが誰かとぶつかった。
相手は転んでしまい、
「ちょっと、どこ見て歩いてんのよ！」
「す、すまん」
ゴレイヌがとっさに謝ると、彼女はパンを口にくわえて走って行ってしまった。
「ダメダメ♢『そっちこそ気をつけろ』とか言わなきゃ♤」
ふとみると、ビスケが見当たらない。
「お嬢さん、ぜひ僕のカットモデルにならないかい？」
「喜んで！！」
目の色を変えて、美容師の男とおしゃべりに興じている。
ビスケを慌てて連れ戻すのは大変だった。路地裏から女の子の悲鳴が聞こえた。
日陰で、不良に囲まれてまさに絶体絶命のピンチだ。
「ちょっと、離してよ！！」
女の子は怒鳴っているが、不良は下卑た笑いを浮かべるばかり。チョチョイのチョイで不良共をやっつけて、女の子を解放していると何故か後ろから殴られた。
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Ash(プロフ) - かなめさん» かなめさん、こんにちは。更新遅くなってすみません。ヒソカ推しの同志がいてくれて嬉しいです。 (2020年3月19日 11時) (
レス) id: 15c859a546 (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - 更新お疲れ様です！ヒソカ推しなのでかっこいい姿が沢山あって嬉しいです (2020年3月16日 12時) (レス) id: 70bd3babc7 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - スーパーヒソカタイムめっちゃ笑いました！！更新がんばって下さい！ (2018年3月10日 21時) (レス) id: 2984f0eef0 (このIDを非表示/違反報告)
鉄子(プロフ) - キングダムっぽい技ですねwトーンタンタンは技の掛け声として最高です！w楽しく読まさせていただいています！がんばってください！ (2017年11月24日 22時) (レス) id: a0856aab8c (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 待ってますね！頑張ってください！ (2017年11月22日 18時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
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