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「おい、
「どうしてキルアはそんなことわかるの？」
ゴンの素朴な疑問に、キルアはフッと笑った。
「同じ匂いがするからさ。あいつも、オレとおんなじ
「キルアはそうは見えないけど…」
「オレは猫かぶってんの」
ふうん、と納得したらしいゴンは、後ろを大きく振り返って呼びかけた。
「レオリオー、クラピカー！！前に来た方がいいってさ！！！」
できるもんならそうしてるわー！！とレオリオの苦しそうな叫び声は、張り詰めている空気など意に介していないようで、思わず笑ってしまった。
「緊張感ねぇな」
キルアは呆れているが、私はおかしくて笑ってしまう。
「ハハ、ゴンだもの」
甲斐なく笑いあっていると、大きな悲鳴が聞こえた。レオリオの声も、混じっている。まさか、ヒソカに捕まったのか。
「オレ、レオリオたちを見てくるね」
ゴンが、急にまじめな顔つきで後ろへ走っていく。
「気をつけてね」
「うん、大丈夫」
ゴンの性格を理解したらしいキルアは、今回は黙っていた。
ゴンが見えなくなると、キルアは口を開いた。
「あんた、ゴンの従姉だろ？殺人鬼に殺されちまっていいのか？」
「何言っているんだい、ゴンはジンさんの息子だよ。簡単に死ぬはずがない」
「ジン？」
「ああ、彼はゴンの父親で、私の叔父。偉大なハンターなんだよ」
「何してるの？」
「…わかんない。最後に会ったのは、もう十年以上前のことだし。でも、最高のハンターだよ」
「…矛盾してるぞ」
キルアの言う通りだが、私は意見を曲げない。
ヒソカは、群がる受験生たちを一掃していた。
手応えないなぁ、と落胆していると、腕を止血したレオリオが簡単な武器を持って立っていた。
「わりーな。こっちは、黙ってやられてるほど、気ィ長くねーんだよ！！」
殴りかかってくる心意気はよし。だが、圧倒的にヒソカの方が強かった。
レオリオを返り討ちにしようとしたヒソカの顔面に、硬いものが命中した。鈍い音がして、ヒソカが振り返ると、釣竿を持ったゴン。
「ゴン！！」
「くっくっく♤仲間を助けに来たのかい？いいコだねぇ〜〜♧」
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†NANA†(プロフ) - ページ31で、」が1つ多い所があります。 (2018年5月26日 6時) (
レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
Ash(プロフ) - 不知火さん» I'm really glad to see your heartful message!! 核心をついたコメント、とても嬉しいです。ニヤついて頂けて本望ですので、電車だろうがどこだろうが、笑ってください。ヒソカの気持ち悪さを愛する作者の気持ち悪さ(？)が少しでも伝わったなら、幸い。 (2018年4月7日 15時) (レス) id: a6c8ba769b (このIDを非表示/違反報告)
不知火 - ヒソカいい性格してますよねwニヤニヤしながら見てますw (2018年4月7日 7時) (レス) id: 01371eb627 (このIDを非表示/違反報告)
Ash(プロフ) - 仙花さん» コメントありがとうございます！笑って頂けて、とても嬉しいです。ヒソカのズキューンは、もはや彼のアイデンティティだと思っています。 (2018年3月16日 14時) (レス) id: ff4e3584c3 (このIDを非表示/違反報告)
Ash(プロフ) - 土方紅葉さん» いつもありがとうございます。ニヤニヤして頂けているだけで、私、昇天します。ヒソカたまらないです。 (2018年3月16日 14時) (レス) id: ff4e3584c3 (このIDを非表示/違反報告)
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