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「質問！最終試験って何するんだ？」
「秘密じゃ」
意地悪く笑ったネテロ会長は、レオリオを振って、他の試験官ハンターたちを従えて出て行ってしまった。
ヒソカは隅っこでトランプタワーを楽しそうに作っている。別の隅っこでは、針だらけの人が膝を抱えてコンパクトに座っている。
ゼビル島に着く頃には人で溢れていた広いこの部屋も、今はたった九名となれば、ガラ空きも同然だった。
ぼっちの二人以外全員の受験生は円になって座り、頭を抱えていた。
ここにいるのは時計回りに、ハンゾー、ポックル、レオリオ、クラピカ、キルア、ゴン、私、ボドロ。
「オレたち五人はルーキーで、何も知らねぇんだ。あんた達はベテランだろ、何か最終試験について知っていたら……」
レオリオがポックルの方を向くと、彼は両手を胸の前でブンブン振った。
「お、オレはダメだ。今回は三回目だが、最終試験にたどり着いたのは今回が初めてだ。去年も、二次試験で脱落した…」
「亀の甲より年の功だろ。あんたは？」
全員の視線がボドロに注がれると、彼は大きく咳払いし、重々しく口を開いた。
「うむ。去年、一次試験で落ちた」
あからさまに全員、ガッカリしたが、彼は気を取り直すように続けた。
「だが、考えれば、あらかた予想はつく」
「なに！？教えてくれよオッサン！！」
「…良かろう」
ハンゾーとレオリオが食いつくが、ボドロは年長者としての威厳たっぷりに頷いた。
「まず、一次試験は体力を測るテスト。二次試験は、未知への探求心と数少ないヒントから正解を導き出す洞察力を測るテスト。三次試験は各々違ったようだが、主に精神力などを試されたと思う。そして軍艦島では協調性を、四次試験では言わずもがな、それらの総合力を試された。ここまでいって、まだ試されていないものがある。……自ずと答えがわからぬか？」
「なっ、講釈はいい、もったいぶらずに教えてくれよ！！」
ニンジャなのにせっかちというか、感情丸見えでハンゾーはいいんだろうか？
気にした風もなく、鷹揚にボドロは頷き、一呼吸置いた。誰もが固唾を飲み、飛行船の低いぶうんという音さえ耳につくほど、静寂が支配した。
「それはすなわち、ハンターとして必要な知識！！そして最終試験で行われるのは、ペーパーテスト！！！」
ボドロの言葉に、レオリオ、ハンゾー、ポックルは仰天した。バサバサと紙が落ちたかと思えば、トランプカードの音だった。
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†NANA†(プロフ) - ページ31で、」が1つ多い所があります。 (2018年5月26日 6時) (
レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
Ash(プロフ) - 不知火さん» I'm really glad to see your heartful message!! 核心をついたコメント、とても嬉しいです。ニヤついて頂けて本望ですので、電車だろうがどこだろうが、笑ってください。ヒソカの気持ち悪さを愛する作者の気持ち悪さ(？)が少しでも伝わったなら、幸い。 (2018年4月7日 15時) (レス) id: a6c8ba769b (このIDを非表示/違反報告)
不知火 - ヒソカいい性格してますよねwニヤニヤしながら見てますw (2018年4月7日 7時) (レス) id: 01371eb627 (このIDを非表示/違反報告)
Ash(プロフ) - 仙花さん» コメントありがとうございます！笑って頂けて、とても嬉しいです。ヒソカのズキューンは、もはや彼のアイデンティティだと思っています。 (2018年3月16日 14時) (レス) id: ff4e3584c3 (このIDを非表示/違反報告)
Ash(プロフ) - 土方紅葉さん» いつもありがとうございます。ニヤニヤして頂けているだけで、私、昇天します。ヒソカたまらないです。 (2018年3月16日 14時) (レス) id: ff4e3584c3 (このIDを非表示/違反報告)
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