59.心の変化 ページ19
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時透無一郎は目を見開いた。Aの澄んだ瞳と、爛々とした笑顔で嘘では無いと実感したからだ。
同時にこう思った。やはり笑った方が良いと。
「・・・綺麗」
「えっ？」
「なんでもない」
純粋にキラキラと輝くビー玉の様なAの瞳を見て、無一郎から思わずこんな声が出る。無一郎も自身の普段は絶対言わない様な事を言った事実に戸惑った。
目の前にいるこのAを庇うだとか、"綺麗"なんて口に出すだとか自分らしくもない。
それでも体が無意識に動くのだ。
「Aは本当不思議だよ」
「いやいや時透君も中々の不思議君よ」
「君と同類とか屈辱のなにものでもないな」
「声が良すぎて侮辱されても私にとっては喜びを感じるものがあるね！なんなら時透君がする事全て好きだね！！多分寝るとき思い出して軽く叫ぶわ」
言い切って謎にドヤ顔を繰り出すAを見て、無一郎は此奴大丈夫かと思った。同時に大丈夫じゃなかったと強く思った。
何でAを気に入ってるのだろう。
よく分からないがAの事は忘れたくない、忘れないと心が強く願っているのだ。きっと覚えてる。
「時透君」
「何？」
「本当にごめんね。私を庇ったせいで」
「だからもういいよ」
「うん、謝るのはこれで最後。あと一つ言わせて欲しい。………ありがとう！守ってくれて！」
嗚呼、やっぱり笑顔もやめて欲しい。
Aの笑顔を見てると何故だか胸がざわつくから。泣き顔も嫌だし笑顔も嫌。それならずっと真顔でいて欲しいと無一郎は思ったが、それも嫌と考え直す。
自分は一体Aに何をして欲しいのか。
そうだな、
「さて！マッハ20で医者の元へ時透君を連れてくぜ！」
「ねぇ」
「ん？」
「時透じゃなくて無一郎って呼んで」
無一郎の唐突な要求に驚きの表情を見せるA。
そんな姿に無一郎は笑いそうになった。
「えっ、名前呼び？をしていいんですか？お互い名前呼びで読んでたらカップルに間違われない大丈夫？」
「間違われないから大丈夫」
「何その可愛いおねだりは。私の心臓止める気だね？聞いて、時透君のお陰でもう今日で36回は心臓止まってる」
「ほら、呼んでよ」
「…む」
散々好きだの言ってる癖に妙に恥ずかしそうなAに少し、気分が楽しい。僕って性格悪いかも。
「無一郎……くん」
「うん」
名前を呼ばれた瞬間、またざわつく胸。
でもなんでだろうね、嫌な感じがしないんだ。
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うえ - んぎゃ..鬼にまで好かれるとか最高すぎんか..待ってます！！ (1月5日 9時) (
レス) @page36 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
さめしゃち?(プロフ) - あっ好きです（急)結婚しましょu(((((( すみません取り乱してしまいました^ ^めっちゃにやにやしちゃいましたww更新待ってます！！！！ (2023年5月7日 21時) (レス) @page36 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
Komachi(プロフ) - ふづきさん» あ、へ？え！？なんか褒められました！？あざさです！（？）めっちゃ嬉しいです！（なんのことかよくわかっていない件について） (2022年3月6日 1時) (レス) id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき - Koma?♂さん» がちでおもしろすぎるww文書く才能ありすぎです (2022年3月6日 0時) (レス) @page36 id: 3d9c5132e5 (このIDを非表示/違反報告)
Koma?♂(プロフ) - ぁぁダァダダァぁ！好きです！もうこういうのをまとめてました！更新頑張ってください！応援してますぅ (2021年11月3日 22時) (レス) @page36 id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むにゃねこ44
| 作成日時：2019年8月13日 2時
