41.恋仲(偽) ページ1
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「えっと……、最初の任務は僕とって時透無一郎君と?柱合会議で言ってた柱の任務に同行するってやつ??」
「そう、僕のところに任務が伝達されて君を迎えに来てあげたんだよ。はー時間が惜しい」
「えっ、ちょま」
独りでに歩き出す時透無一郎君を引き止めれば、"何"と顔を歪めて私を見つめた彼。
私を見つめる青く澄んだとは言えない霞がかった目。そんな瞳に吸い込まれそうになる。霞が晴れた君の瞳を見てみたいと一瞬の内思った。
「綺麗」
「は?」
「あっ、ごめん!時透君の瞳が綺麗だったからつい。いや時透君は全てが綺麗なんだろうけど!」
「何言ってるの?」
なんてもっと怪訝そうな顔をする時透君。
自分でも何を言っているのかは良く分からない。というか分からない事だらけだ。唐突に時透無一郎君が現れて興奮する間も無く任務って。しかもその任務内容でさえ知らされて居ない。何処に行くかも知らされて居ない。
「準備出来たなら早く行くよ」
「あ!私のところにはまだ任務内容知らされてなくて!任務内容教えて貰ってもいい?」
「そう。簡単に説明すればある城下町で夜、恋仲で二人きりの男女が忽然と消える事件が起きているらしい」
「ほー」
「だから君と僕が恋仲のフリをして鬼を誘き寄せる」
「……ほあ!!?」
ちょっと待って、過去一のビックリ。
任務内容は理解した。理解したけど・・・どうしてそうなった!!時透無一郎君と恋仲(偽)とか私得ですよ!もう此方からしたら万々歳ですけども!いやどういうことだよ!ていうかワンチャン百合に見えないかな。私は全然気にしないけど。
「僕が14歳で君が15歳。年が近くて恋仲に見えやすいから任務に選ばれた」
「そういう理由で!」
「そ、お館様の命だからやるけど嫌々なんだからね。足引っ張ったらただじゃおかないから」
「えっ!嫌なの!?」
「嫌だよ不細工となんか」
「・・・はっ!?」
私を横目で見つめ時透君から発せられた言葉。
もしかして今不細工って言ったのか。え?誰か鏡を持ってきてくれ。自分で言うのも何だけど可愛いよな。私可愛いよな??
待って自身無くなってきた。
「時透君!君は絶対理想が高いよ!!!!」
「うるさい」
「ごめ」
「ほら任務行くよ」
時透君の言葉巧みな感じ凄い。毒舌家なのか、本当に一個下なの可愛いけど。
とりあえず、
時透君、恐ろしい子!!!!!!
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うえ - んぎゃ..鬼にまで好かれるとか最高すぎんか..待ってます!! (1月5日 9時) (レス) @page36 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
さめしゃち?(プロフ) - あっ好きです(急)結婚しましょu(((((( すみません取り乱してしまいました^ ^めっちゃにやにやしちゃいましたww更新待ってます!!!! (2023年5月7日 21時) (レス) @page36 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
Komachi(プロフ) - ふづきさん» あ、へ?え!?なんか褒められました!?あざさです!(?)めっちゃ嬉しいです!(なんのことかよくわかっていない件について) (2022年3月6日 1時) (レス) id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき - Koma?♂さん» がちでおもしろすぎるww文書く才能ありすぎです (2022年3月6日 0時) (レス) @page36 id: 3d9c5132e5 (このIDを非表示/違反報告)
Koma?♂(プロフ) - ぁぁダァダダァぁ!好きです!もうこういうのをまとめてました!更新頑張ってください!応援してますぅ (2021年11月3日 22時) (レス) @page36 id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むにゃねこ44 | 作成日時:2019年8月13日 2時