【鬼滅の刃】色々ツッコミたいけどとりあえず自分の顔が可愛すぎる。

29.ノマカメの強力さ ページ30

.







「ここの部屋で待機していて下さい」

「分かりました！」




隠の方に待機部屋の前まで連れられる。笑顔でガッツポーズをすれば、顔こそ見えないが笑ってくれた気がした。


絶対この子黒ずくめ外したらイケメンだろ。





「でもさ、何でお館様は私を読んだんだろうね？ただの可愛い癸ピーポーですけど」

『マアトリアエズ入レ』

「急かすなよ！」



お館様の屋敷全体の匂い堪能してるんだから！！

とは流石に言わなかった。チャッピーに絶対引かれそうだから。・・・言わなかった。



何て考えていれば、私が待機する筈の部屋から微かに聞こえる話し声。隠の君部屋間違えたかな。会議中みたいだけど入っていいのか。

そんな疑問は数秒後に違う疑問へと塗り変わった。




「……え、柱？」




障子に耳を傾ければ、煉獄さんに似た声が聞こえる。否、続きしのぶさんや伊黒さんの声が確かに聴こえてきたのだ。


もしかして一つ障子の向こう側に柱達がいる？ちょっと待ってくれよ。謎。謎が深い。





「え？どゆこと？？ねえこの向こうに柱の方々がいるの？誰か答えて！！」





私の問いも虚しく誰も答えてはくれなかった。悲しきかな。






『早ク入レヤクソ』

「え、だってだってさ、声が。え？？」

『当主様ハ此処デ待テトノ命令ダ』

「本当に!?ちょっと待ってくれよ確かに会いたかったけどこんなに早く会えるとか聞いてない。心臓が破裂寸前ぴーや」

『何言ッテンダテメェ』




ごもっともなツッコミで。


確証は無いが、とにかくもし障子の向こう側にいるのが柱だったらやばいと菊華さんに貰った鏡を取り出す。


安定の360度国宝級の美少女だ。でもさ鏡で見ると私可愛くない？って思うじゃん。一方でノーマルカメラだとえ??ぶすぅーみたいな!?絶望半端なくないみたいな！！今私美少女だからノマカメでも可愛いんだろうけど待って私って本当に美少女だった!!?




パニクりすぎて自分が美少女かどうかも疑い始めたAである。




「ねぇ本当にこの部屋に私が入っていいの!?」

『…』

「開ける！開けるよ!!?アーッ！無理!!!!」

『……』

「なんて入ればいいと思う？受験面接みたいな感じで行けばいい??失礼しますからのなんだっけ」

『早ク行ケッツッテンダロ！！』

「んぐぅあっ」


チ障子を開け、Aを容赦なく部屋に蹴っ飛ばしたチャッピー。こんのトビ！！



私は恐る恐る前に視線を向けた。

案の定視界に映ったのは、


・・・柱だった。

30.柱の皆様集合→←28.屋敷ついた！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す