【鬼滅の刃】色々ツッコミたいけどとりあえず自分の顔が可愛すぎる。

6.手のイケメンさ ページ7

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鬼殺隊、その数およそ数百名。

政府から正式に認められていない組織。だが古より存在していて今日も鬼を狩る。しかし鬼殺隊を誰が率いているのかは謎に包まれていた____。




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日もどっぷり暮れ、三日月が空に映されている。



三日月と私、凄い映える事ないか。前世の私なら映えないだろうが今は美少女だからな。えへ。




「やっぱり藤の花が凄いな」



漫画やアニメで見た通り、いやそれ以上の美しい藤の花が咲き誇っている。やっと本当にトリップした感覚が沸き起こる。

炭治郎君や鬼殺隊にも会いたいし、とにかく全員に会いたい。皆んなと会うのが楽しみで仕方ない。



善逸に関してはもう色々したい。うん。

美少女にあるまじき事を考えてるけど気にしない。どうしよう、興奮が抑えられないぜ。



「この階段を登れば炭治郎君達がいるんだよな！」



静まらない心臓を抑えながら、階段を上って行く。一段一段登るたびに興奮が上がっていくみたいだ。


あからさまに高いテイションを隠そうともせず登るA。刹那、階段から足を踏みはずした。同時に宙に浮き重力が襲う感覚。


Aは思った。


___やり直した今世も階段で死ぬな、と。




「うぶああぁぁぁ!!!???」


悲鳴を上げながら下へ真っ逆さまの私。

前世と同じ様に私を待ち構えていたのは硬い床。などではなく、



「……大丈夫か？」

「あ、？」




硬く鍛え抜かれた炭治郎の腕の中だった。






あああああぁぁぁ!!!!!生！生炭治郎!!?


今の私の頭はパニック状態だ。たんっ、たんじろう君が受け止めてくれたんだぞ！不意打ちだ！初対面でお姫様抱っこだ！！もう出会いが運命だよ！！！！



「い、あ」

「何処も怪我してないか？間に合って良かった」

「あ、ありがとう!!!!」

「そんなに強くお礼を言わなくてもいいよ」



炭治郎って名前を叫びたい。

叫びたいけど叫んだらなんで知ってるのかって怪しまれてしまう。だからもうお礼でこの昂ぶる気持ちを表現するしか無かったんだよ。


もう手が、手からイケメンだ。

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