20.ばっくはぐ? ページ21
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いつの間にか時は過ぎ、最終選別の終わり日。
善逸と共に過ごした時間が幸福でした。もうこの世に悔いはありません……って全然あるな。まだ皆んなとイチャコラ出来てない。
強いて言うなら炭治郎と七日間の間に再会出来なかった事が心残りかな。満を辞して今日会えるけど。
「最終日だね!!」
「そうだねぇ!?俺生きてる!生き延びた!!」
「私が善逸を死なせるわけないぜー!」
「Aちゃあああああん!!!!!」
なんて涙目になりながら私を見つめる善逸。
可愛い、綺麗、尊い他諸々全てを統べるその名は善逸。ここまでくると心への暴力。
ここまでくるとリンチだ。善逸が可愛すぎて心臓に悪い。善逸の顔が集団リンチしてくるぞ犯罪だ、つまり美しいは罪。
君の瞳に釘付けだ。釘付けバットだ。
馬鹿野郎!私の語彙力虫以下じゃんんん!!!
「最初の場所まであともう少しだよ善逸!」
「アーッ、もう無理だ!!」
「頑張ったらハグするから!美少女からのハグプレゼントしちゃうから!まあただ単に私がハグしたいだけだけどね。善逸をハグしたい精神から生み出された提案なんだけど」
「ハグ?………早く行くよAちゃん!!!!」
「おー!」
その時の善逸の顔はいつになくヤル気に満ち溢れていた。
善逸に手を引かれ最終選別を受ける前にいた最初の場所へと向かう。
ん?待てよこれ愛の逃避行っぽくない??なんかこうさ!見た目的に!!ふふふふ。
きっと無一郎君がここにいたらゴミを見るような目で見られるだろうな。絶対君にも会ってみせるよ執念で。
「ついたっ、いき、生きてる俺生きてる」
「辛かったね!」
私に関しては善逸と寝床を共にして襲わないという精神疲れだけどな。
なんとか最初の場所へと辿り着いた私達。思えば炭治郎と一緒に戦った鬼以外は意外と呆気なかった気もする。
「じゃ、Aちゃん。その、ハグを」
「おけい!ひゃー可愛い、かもんっ」
「失礼します!!」
顔を少し赤らめて言う善逸。
手をおもむろに出し善逸に抱き締められる。
と思いきや何故か背後からずっしり感じる温かみ。
「Aっ」
「!」
耳元で囁かれたこのイケボイス。
この声は、
「炭治郎!?」
「良かった無事で……」
後ろを振り向けば、炭治郎がそこにいた。
え?バックハグ??善逸じゃなくて炭治郎からのバックハグ????ごめん全然状況分かんない。
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白鳥V2(プロフ) - お久しぶりです、久しぶりに見に来て見たらめちゃくちゃ人気な作品のようでびっくりしました、鬼滅大好きなので見ようと思います! (2021年10月28日 11時) (レス) id: 69729d8d2c (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿(プロフ) - 昔、別のアカウントでHUNTER × HUNTERの作品を書いていらっしゃったことはございませんでしょうか…? (2020年11月3日 17時) (レス) id: 0fdd3772a7 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 凄い好きです!!ただ、お館様の台詞の、「5人も生き残ったのかい」っていうのは、6人じゃないですか・・・?五感組+夢主ちゃんなので・・・。間違ってたらすみません!! (2020年8月5日 3時) (レス) id: 524cbd41f4 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 林檎 - 善逸と主人公お似合い。 (2020年5月6日 21時) (レス) id: a7e0927490 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 夢主ちゃんのテンション大好きです なんか私の妄想をすべて叶えてくれているという、最高の作品だと思っております! 続編もニヤニヤしながら読んでいきたいと思います 更新ファイティンです♪ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 1eca6bf241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むにゃねこ44 | 作成日時:2019年7月3日 16時