4 面会 ページ5
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「あー、冷たっ……」
「……どうしたんですし」
まだ首が冷えたまま生徒会室に戻る。
首をさすりながら入ってきた私を見て、孫っちが訝しげな表情を浮かべた。
「どうしたもこうしたも……ハーティがね」
「ああ…彼女も変わらないですね……」
ハーティという名を出すだけで何が起きたか察してくれる孫っち。
先程と変わらずお茶を持ちながら足を組み、いかにも自分が偉いと主張するように大きく座っている。
「で、たこ焼きは？」
「一つ残してありますし。食べるなら早く食べないと、冷めますよ」
よく見れば、会長席のテーブルに置かれているソースやら青のりやらが多少残った箱に、たこ焼きが一つ残っていた。
そばにあったつまようじでそのたこ焼きを口へ放り込む。
「もう冷めてるじゃん」
「それは貴女が早く帰ってこないからですし」
人に面倒事を押し付けといてこの言い草。
しかし、それが祠堂孫六という人物だとも言える。
言い返すのも時間の無駄だと悟り、室内のソファに腰掛ける。それよりも今は、いかにして時間を潰すかを考えねばならない。
用事を終えたと言っても、まだ本来の登校時間まで一時間弱ある。どうしたものか。
「……そういえば…A、今日放課後もここに来ていただけますか？」
「え？良いけど……何で？」
「……貴女に会いたいと言っている人が居るんですし」
いきなり話し始めた孫っちの口から出た言葉は意外なものだった。
私に会いたいなどと言うその人は、もしかしなくても向こうの人間だろう。
「別にあの人じゃないですし。貴女は知らない人だから安心するですし」
「……分かってる。
そろそろ、初等部戻るね」
「そうですか。ではまた放課後」
「……うん」
少し居心地が悪くなってしまったその場を離れようと、自分の荷物を取って部屋を出た。
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静かな部屋で、少年は一人呟いた。
「先程彼女が食べたたこ焼き……間接キスだとは言わない方が良いですよね…」
「会長、おはようござ」
「って！僕は何を考えているんですし！
……ああでろ美、おはようございます」
「……」
いつもの名前の訂正はせず、ただ少女は苦い表情を少年に向け続けていた。
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ハイビスカスティー(プロフ) - 面白いです!!更新ファイトです!!! (2016年6月25日 18時) (
レス) id: 751079c258 (このIDを非表示/違反報告)
照雪 - みゅーさん» ありがとう！もう後輩ちゃんが皆優しくて逆に怖いよ←バディファ見るの!?次回は私の一番好きなキャラメインの回だよ！！((宣伝乙 (2015年7月15日 21時) (レス) id: 784de24d03 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー - 先輩見に来ました〜っノシ 今月部誌１０ページ目のポニーテールです笑 バディファは今度録画して見るつもりです〜 (2015年7月11日 20時) (レス) id: f167416c5a (このIDを非表示/違反報告)
照雪 - みぃ*13さん» 本当に見に来たんだ…!!ありがとう！確信してたの!?凄いw応援ありがとう！頑張る(*^^*) (2015年6月10日 21時) (レス) id: 784de24d03 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ*13 - 先輩！私です！(一番右前の席) 実は、バディファで先輩だって確信してたりww 更新頑張って下さい・ω・ (2015年6月8日 22時) (レス) id: 668012e5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：照雪 | 作成日時：2014年12月3日 21時
