3 バディ ページ4
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先程と変わらず、人一人いない廊下を進む。
自分の足音だけが耳に響いていた。
生徒会室から職員室までは地味に距離がある。
まだ時間に余裕があるから良いものの、正直もう引き返したい。
小さくため息をついたとき、聞き慣れた声が聞こえた。
「ふふ。孫六ちゃんも相変わらずね」
「……ハーティ…」
私のバディ、『撃滅の魔女ハーティ・ザ・デバステイター』。
デッキケースから光の玉が飛び出し、ある程度離れた位置で具現化する。
「孫六ちゃんなんて言ってると怒られるよ？」
「あら、Aだって孫っちとか呼んでいつも怒られてるじゃない」
「呼ぶなとは言われてるけど怒られてはないよ」
流石はバディ、といったところか。さっきまでの静けさはどこへいったのか、いつの間にか賑やかな会話が始まっている。
ハーティとは五年程の付き合いだ。
斬夜との付き合いとほぼ変わらない位長い時間を共に過ごしてきた。
私を理解してくれている。
本当の意味で私を理解してくれているのはほんの数人。その中に、『あいつ』がいるのは不本意だが。
顔も、声も思い出したくない、存在自体が私には不愉快なあいつ。また会ってしまうような事があれば、私が私を保てるかどうか……
「A、職員室ついたけど…」
「え……あ、ごめん、気付かなかった…」
考え事をしている内に職員室についていたらしい。心ここにあらず、といった様な私を引き戻したのはハーティ。
微笑みを絶やさなかったハーティが真剣な顔つきで私の顔を覗き込む。
……と思った次の瞬間、元々体温が低いハーティの手が首に触れた。
「冷たっ！」
「あら、そんなに不意打ちになったかしら」
悪戯な笑みに戻るハーティ。
本当に彼女の真意は計り知れない。
「何するのハーティ……」
「え、だって何か上の空だったから。
まだ目が覚めてないのかと思って」
「早朝の寒さでとっくに覚めてる。
ほら、職員室入るからデッキに戻って」
少し不機嫌そうな顔をしたが、すぐに言われた通りデッキに戻る。
まだ冷たい首をさすりながら、職員室のドアを開けた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ハイビスカスティー(プロフ) - 面白いです!!更新ファイトです!!! (2016年6月25日 18時) (
レス) id: 751079c258 (このIDを非表示/違反報告)
照雪 - みゅーさん» ありがとう！もう後輩ちゃんが皆優しくて逆に怖いよ←バディファ見るの!?次回は私の一番好きなキャラメインの回だよ！！((宣伝乙 (2015年7月15日 21時) (レス) id: 784de24d03 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー - 先輩見に来ました〜っノシ 今月部誌１０ページ目のポニーテールです笑 バディファは今度録画して見るつもりです〜 (2015年7月11日 20時) (レス) id: f167416c5a (このIDを非表示/違反報告)
照雪 - みぃ*13さん» 本当に見に来たんだ…!!ありがとう！確信してたの!?凄いw応援ありがとう！頑張る(*^^*) (2015年6月10日 21時) (レス) id: 784de24d03 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ*13 - 先輩！私です！(一番右前の席) 実は、バディファで先輩だって確信してたりww 更新頑張って下さい・ω・ (2015年6月8日 22時) (レス) id: 668012e5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：照雪 | 作成日時：2014年12月3日 21時
