Butler ページ22
黒い燕尾服に身を包み
白い手袋を着用した手をこちらに差し出す二人の姿は紛れもなく執事なのだが
なんだろう…。
ろくでもない事になりそうな気がする。
フロ「オレら、今日は執事だから先輩呼びは禁止ね」
貴「え、じゃあなんて呼べばいいんですか」
ジェ「ジェイド、フロイドと呼び捨てにしてください」
貴「さすがに年上相手に呼び捨てはちょっと…」
年上依然に、この二人を呼び捨てなんて
想像しただけで恐ろしい
貴「せめて、『ぱっと見やばい方のリーチ』と『実はやばい方のリーチ』って呼ばせてください」
フロ「年上相手に呼び捨て以上に失礼なあだ名で呼ぼうとするのオレは好きだけど
今回は却下ね」
話合いの結果、フロイドさん、ジェイドさんと呼ぶ事になった
・
ジェ「ほら、口を開けてください。
閉じたままでは食べられませんよ?」
ほら、とフォークに刺さったトマトを私の唇に押し付け、口を開けるように促すジェイドさん
私はそれを拒否するように首を横に振った
フロ「好き嫌いはダメだよ?」
好き嫌いじゃなくて、食べさせ方に問題があるんだ
16歳にもなって、食べさせてもらうというのは恥ずかしい
ジェ「仕方ありません、食べさせ方を変えましょう。
…フロイド、Aを後ろから抱きかかえてください」
フロ「はぁい」
私が反応するよりも前に、フロイドさんは私の背後に回り、腹部に腕を回して
抱きかかえた
ジェイドさんは、フォークに刺さったトマトを自分の口に含んだ
貴「(あっ、これはあかん)」
ジェイドさんがなにをしようとしているのかすぐに分かった
私は唇を強く結んだ
フロ「お口、あーんしようね」
フロイドさんは、お腹に回していた腕を一度離し
私の脇腹をくすぐってきた
貴「っふ、ちょ、やめっ、あっははは!」
くすぐったさに身をよじって逃げようとするが、逃げられない
唇が緩んだ隙に
ジェ「んっ」
貴「むぐっ!!」
ジェイドさんの唇だ私の唇に触れると、舌で口内のトマトを押し出して
私の口に入れ
すぐに唇を離した
吐き出すわけにもいかず、私はトマトを咀嚼し
飲み込んだのを確認すると
ジェ「はい、よくできましたね」
偉い偉い、と頭を撫でられた
ジェ「残りのご飯も口移しで食べさせて欲しいですか?」
貴「フォークで食べさせてください」
執事ごっこはまだ始まったばかり
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黒豆 - 途中でジョジョネタ入ったりすんのすきぃー (2023年1月8日 1時) (レス) @page29 id: 3e2ee58c0b (このIDを非表示/違反報告)
こてつ犬 - なんか、黒執事みたいで最高です。美味しいです。ほとんど枯れてるようなやつに栄養を与えてくださりありがとうございます!! (2022年7月19日 23時) (レス) @page25 id: a7527fda37 (このIDを非表示/違反報告)
水の飴 - 何から何までありがとうございます! (2021年4月11日 20時) (レス) id: 4e0d7a65ba (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - 水の飴さん» 長文になってしまい申し訳ありません。画像が貼ることができないので、わかりづらい説明になってしまいました。これでも、まだ作品が見れない場合は、私の方に問題があるかもしれません。その時は、またご連絡していただけると助かります。 (2021年4月11日 14時) (レス) id: f595966187 (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - 水の飴さん» 18歳以上ですか?という項目ではいを選択し、ページ/検索に表示を選ぶと、年齢指定の作品を見ることができると思います。私は、ウェブ版での方法しかわからないので、水の飴様がアプリ版をご使用していた場合、また方法が変わってくるかもしれません。 (2021年4月11日 14時) (レス) id: f595966187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詩織 | 作成日時:2020年7月21日 14時