残念ガールな〇〇さん！【相澤消太】×NARUTOパロ (ページ10)

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着替え終わったお茶子は再び座ると今度は落ち着いていつものペースで食事をとり始めた

『言うたやろ？嫁を守るんだ旦那の勤めや、
初日早々嫁に恥かかせる訳ないやろ？ｗ』

頬杖をついてニッと微笑む彼女に

「ぅ゛///////(新生活早々甘やかされとる///)

そう言えば‥Aちゃんの制服やけど‥」

『ん？』

お茶子の目の前のAは既に制服姿だったが、下がズボンなのだ

「何でズボンなん？」

ムスッとした表情を浮かべるお茶子に笑うA

『なんでって；スカートちゅうんは、スースーしてどうも好かんのよ；』

先程まで自分をじっと見ていたのに気まづそうに視線をそらしたA

「そんな事言って！Aちゃん私と約束したよね？！
私が合格したら“高校からは女の子らしくする”って！！！」

テーブルをバンと叩きながら主張するお茶子に

『べ、別にズボン履いてるからって女らしさが減る訳ちゃうやろ～？；；』

「でもAちゃんのスカート姿なんて人生で数えるくらいしか見てないし！
中学でもズボンだったんやから、高校からはちゃんと履いてくれると思っとった！」

『んーー；僕かてチャコがそう言うと思ったんやけど‥
慣れんもんを急に毎日履くんはな～；；』

最もな言い分にお茶子も諦めつつ牛乳を飲むと

『その代わり！休日はなるべく履くようにするさかい！』

「本当！？ｗ」

彼女の言葉に目をキラキラさせたお茶子にAも笑った

『ホンマ！約束やｗ』

それから直ぐに家を出た２人は

〈シャシャシャ!!!〉

入試の帰りと同じようにAが電線の上を凄まじいスピードで走っていた

『チャコ、キツくないか？』

口を開けたらとんでもない顔になってしまう為、口を両手で抑えたお茶子は首を縦に振った

「〈コクコク〉(キツくないけど、風圧で髪が凄いことになりそうや‥)」

『やっぱズボンで良かったわｗ思いっきり走れるわーｗ』

そう言うAをじっと下から見上げたお茶子

「んーんん！(そんな事言って！このスピードで私に余計な振動与えてないし、
スカートでも問題なく走れるでしょー！！！)」

『ぁ、バレた？ｗでも流石に急な戦闘だとそうもいかんのやて！ｗ』

「(何かすっごい誤魔化された気がする‥)」

『そんな事あらへんよー？ｗ』

「〈ベシッ！〉(無駄に心を読まない！)」