すいません、ドタイプです。【赤 葦 京 治】��

ドタイプ76 ページ28

『あ、』




ふと窓の外を見ると薄暗くなっていて、時間を確認するためにスマホを見ると17時を過ぎたところだった。




そして京冶くんに教えていたフランス語も丁度区切りのいい所で、私はある事を思い出す。




『京治くん、この後…夜ご飯とかどう?』




そう、焼肉!!私は京治くんが焼いた焼肉を食べたいんだ!!!夜久さんの顔が浮かんでよかった!!!←




「うん、大丈夫だよ。何にする?」




Oh…めちゃくちゃあっさりOK出たよ……嬉しいけどね!!




『土下座するんで焼肉に行きたいです。京冶くんこの前食べたと思うけどお願いしますっ!!』




私はそう言って両手を合わせる。




「土下座って…女の子がそんな事しなくていいよ。
この前行ったとか関係ないし、行こう」




京治くんは眉を下げて言う。ｱｯｯｯｽｷ。←




『近くに安くて美味しい焼肉屋さんあるの!!』




私達はスタバを後にして焼肉屋へ向かった。




.




お店で案内されたのはなんと個室だった。




マジカ。




勿論嬉しいけど、いざとなったらこう…緊張する、よね。




だって絶対目合う回数増えるよ!?←




「これ、メニュー。一緒に見る?」




『エッアッハイ』




テーブルを挟んで京治くんとメニューを一緒に見る。




うわ、なんか面と向かってこんなに近いの久々に感じる…




うはぁ、京治くんのまつ毛意外と長い…美。←




各々食べたいものを注文して来た物からどんどん焼いて行く。




「あ、いいよ。俺が焼くから」




『あ、うん。ありがとう』




そう言って肉を焼く京治くんはあの写真と同じ様に真剣な表情だった。




うわ、生で見れちゃってるよ。これは撮るしかない!!←




私はシャッター音が鳴らないカメラアプリで本人にバレないように軽く30枚はその姿を写真に納めた。




.




『あ〜久々にこんなに食べたかも!』




「俺もいつもの倍は食べたかも」




そして何より京治くんが焼いてくれた肉を食べれて横山は幸せです…100倍は美味しく感じた。




恐るべし赤葦京治パワー…




『勝手に京治くんそんなに食べなさそうって思ってたけど、結構食べるんだね』




木兎さんはめちゃくちゃ食べそうだし、鉄朗もそれなりに食べるからそれに比べてって思ったけどそんなことなかった。




「そう?こんなもんじゃない?」




『さっすが運動部男子!!』




「Aも思ってたより食べてたけど」




『え、そうかな?』




ごめんなさい昼ご飯食べてないだけです(白目)

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