すいません、ドタイプです。【赤 葦 京 治】��

ドタイプ57 ページ9

時刻は午後6時過ぎ＿＿＿




外はさっきより暗くなりちらほらと帰る支度を始める人や既に帰った人もいる。




「じゃあ、Aちゃんまたねー!!」




「バイバ〜イ、またなにかあったらよろしくね〜」




『はいっ!!今日は1日ありがとうございました!!』




かおり先輩と雪絵先輩が笑顔で手を振ってくれた。




あぁ、癒し。←




それに対して私は頭を軽く下げて、小さく手を振り返す。




「さて、この後どっすかなー」




そんな声と共に私の肩に重みがかかる。




『おい重いぞパニーニ』




鉄朗が私の肩に腕を回して来た。




う〜ん、キモイ★




これが赤葦くんならどんだけ夢心地か……




はいはい、と言ってパニ尾は腕を退けた。




「どっかで飯食う?」




スマホをいじりながら聞いてくる鉄朗。




『あかあ、…っ!!』




あっぶな!!赤葦くんも一緒なら行く!!って言うとこだった!!!




鉄朗の眉毛動いたもん!!!ピクッて!!!動いたもん!!!←




デンジャラス!!!←




これから鉄朗の前では赤葦くんの名前出さない方がいいな…




『ぁ、…あ〜!!うん!!行きたいところなんだけど、今日ママがめちゃくちゃ気合い入れて夜ご飯作ってくれてるみたいだからさ〜!!』




なんか声上ずっちゃったけど嘘は言ってない!!嘘は言ってない!!←




「お〜マジか。レノラさんの料理マジで美味いから羨まし。また今度食べに行くわ」




『は?来んなよ!!きっしょ!!』




鉄朗と一緒ご飯食べるなんて無理!!←




ちなみにレノラは私のママの名前ね。綺麗な名前でしょ。←




「じゃあ、今日は俺らが勝ったから梟谷の奢りかな〜!…あ、研磨も来るか?」




「行かない…」




「そしたらAのこと頼むわ」




「わかった」




ぞろぞろと音駒メンバー数人と梟谷メンバー数人が体育館を後にする。




「横山さん、また連休明けの日曜日にね。後で連絡する」




『アッ赤葦くん!!うん、またね!!お疲れ様ー!!』




急に現れたからびっくりした…




赤葦くんは小さく手を振ってくれて、ご飯に行くメンバーの元へ。




ンンンンン!!反則ッ!!!全私がまた惚れます!!やめてください!!!(白目)




「A何してるの…頭抱え込んで、」




『だって!!赤葦くんがッ!!』




「はいはい…帰るよ」




『赤葦京治に手振られたんだよ!?無理じゃない!?』




「…」




『無視ッ!?』




あ、勿論赤葦くんだけじゃなくて他の梟谷メンバーともLINE交換したよ。うふ←

ドタイプ58→←ドタイプ56

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す