残酷なほどに美しい愛を３《M.Jun》 (ページ33)

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お父さんはお父さんで忙しいみたいで、瀬戸内さんと別れてからひとりぼっちの私。

やっぱり来なきゃよかったな�・とか、

優弥さんのお店でお酒飲んでたかったな�・とか、

そもそも潤さんに仕事入らなかったらこんなことにならなかったのに�・とか、

そんなこと思いだして…

そんなこと思いだしたら、なんでか分かんないけど潤さんに会いたくなった。

なぜだか分からないけど…潤さんに会いたくなった。

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ホントそんな時。

『お久し振りです、お嬢様』

後ろから声をかけられたのは。

聞き覚えのある声。

その声に振り向くと

『……えっ…なんで…？』

そこにいるのはたしかに潤さんで…

『ビックリした？(笑)』

イタズラっ子みたいに笑う彼がなんでいるのか分からなくて、なにも言葉が出てこない。

『なんか言ってよ(笑)』

『えっ…だから……なんで？仕事あるって…』

『だから、その仕事がこ�・れ』

びっくりしすぎて頭がついていかないけど、なんでだろう…

なんでこんなに嬉しくて、心が満たされるんだろう…

『来月からココのイメージモデルとして相葉くんとCM出ることになって、それで今日招待されたみたい』

天使みたいな笑顔で彼が笑うと、なんでだろう。

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胸がキュンて音をたてた。

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