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◇3-18◇ ページ18
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「とりあえず座りませんか？」
優弥さんの声が聞こえた。
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カツカツと足音が近づいてくる。
その足音だけで誰だか分かってしまう私。
開かれた扉の先に立っていたのは、
『久し振り』
優しい顔をした潤さんで…
ほらね。
やっぱり大正解。
『…いける？』
その言葉にコクンと頷けば、子どもにするみたいにポンポンと頭を撫でて
『大丈夫だよ』
そう言ってくれた。
ああ、まただ。
ココロにこびりついていた不安や恐怖が、彼の言葉で簡単に溶けていく。
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潤さんの少し後ろを歩いて行くと、テーブル席に座るアノ人が見えて…
「A…どうしてここに…」
やっぱり怖いけど
不思議だね？
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怖くて堪らないけど、今の私ならなんでも出来る気がするの。
潤さんが居てくれるなら、私はなんでも出来ちゃう気がしたの。
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作者名：riyona
| 作成日時：2013年8月21日 20時
