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◇3-13◇ ページ13
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いつも通り定時きっかりで終わった仕事。
約束の時間は20時。
まだまだ時間は早いけど、一度家に帰ってしまえば決心が揺るぎそうで…そのまま優弥さんのお店に向かうことにした。
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『開いてない…』
やっぱり早かったのか、ドアノブには“close”の文字がかかってる。
『しょうがない。待つか…』
まだまだ寒い2月の下旬。
しゃがみこんで、両手にハァーっと息をかける。
吐き出した息は白い。
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『まだかな？』
どれくらい待ってたんだろう。
かじかむ手のひら。
さすがに寒くなってきた…
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もう待てないかもって思ったら、
「ヒメちゃん？」
って声がして顔を上げると優弥さんがいた。
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作者名：riyona
| 作成日時：2013年8月21日 20時
