残酷なほどに美しい愛を３《M.Jun》 (ページ1)

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昨日潤さんに助けてもらって、そのまま彼の家に一晩泊まらせてもらった。

『あのさ、これからのことで話があるんだけど…』

そう言われたのは、彼の作ってくれた朝食を食べ終わったとき。

『うん』

『たぶん、もうすぐ来るから』

もうすぐ来る？
誰が？

『誰がもうすぐ来るの？』

って私の疑問は潤さんに届く前に、インターホンの音に掻き消された。

『ちょっと行ってくる』

そう言って玄関に向かう彼。

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『ごめん、急に呼び出して』

「本当よ！久し振りに連絡が来たと思ったらこれだもん(笑)」

女の人の声。

どこかで聞いたことあるような気がする。

『ごめんって。今度なんか奢るから(笑)』

「当たり前でしょ！すごい高いお店予約しとこ♪」

『ほどほどにして(笑)』

「い・や♪」

『あぁ�・もう、わかったよ』

「ふふふ、ありがとっ潤くん(笑)楽しみだな�・♪」

会話から二人の仲の良さが伝わってくる。

誰なんだろう？

どんな関係なんだろう？

なんで来たんだろう？

モヤモヤして、ココロが苦しい。
なぜだか胸が締め付けられるように痛い。

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そんなことを思っていたら、どんどん足音が近づいて来て、私の前でピタリと止まった。

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