占イノ意味 ページ44
いやいやそんなまさか、と考えを否定するように軽く首を左右に振る
でも脳裏に今さっき出た言葉は嘘偽りなく出た僕の本心
蜘蛛にいると誓ったこの僕が元の世界に帰りたいと願っている？
確かに一度記憶は消え皆の元から離れていたが…
これもあの占いの影響…？
いや、占いはただの予言であって
着ている服のポケットから4つ折りに畳んだ紙を出し広げる
貴女｢…欠けるはずの暦が残存し幾多の光が闇に葬られる…
暗闇達が恋焦がれる一室で忘却した探しモノを想起する。｣
最初に書かれている４行詩を誰に聞かせるわけでもなくただ何となく呟く
誰かに聞かれたかと思い周りを一瞥するも宴会で騒いでいるウボォーやノブナガの声のおかげで今の僕の言葉は誰にも聞こえなかったようだ
あの様子なら当分は大丈夫だろう
そう確信して占いの方に視線を戻す
貴女｢欠けるはずの暦…って結局誰だったんだろう｣
紙に表記されている文字をじっと見つめその言葉の意味を頭の中で探すがなかなか見つからずまた一人でうーんと唸る
シャル｢何を一人で悩んでいるの？｣
ビールを片手にほんのりと頬を赤く染めたシャルが僕の左隣に座った
貴女｢…いや、大した事じゃないよ…。｣
シャル｢ふーん｣
無理矢理聞くことはせず少し興味なさげに返事をした後持っていたビールをぐびっと飲むシャル
シャル｢？ねぇ、その紙は何？｣
今まで視界に入っていなかったのか彼はふと僕が持つ紙に興味をもちビールを持っていないほうの手でそれを指差して聞いてきた
さっきと話が全然変わっていないけど、まぁ言わないでおこう…
貴女｢これは占いが書かれている紙だよ。｣
別に隠す必要性がないから彼の質問に正直に答える
シャル｢占いって団長がマフィアの女の子から奪ったっていうあの？｣
貴女｢え？奪った？｣
シャルの意外な返しに驚き目を見開く僕
シャル｢うん。A、いつ団長に占ってもらったの？｣
貴女｢いや、僕は直接その女の子に占ってもらったんだよ｣
シャル｢へぇ〜。…ねぇ、ちょっとその内容見せてくれない？｣
持っていたビールを床に置き懇願の言葉と共に片手を差し出してきた
貴女｢いいけど…あんまり面白い事は書かれてないよ？｣
シャルに占いが書かれた紙を渡す
シャル｢大丈夫。Aの事はなんでも知っておきたいからね｣
…ちょっと発言に問題があったけど…
気にしないでおこうかな、うん
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アメ太(プロフ) - まりりんさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません…。これからは少しづつでも更新していけるように頑張ります! (2018年5月16日 20時) (
レス) id: 41c3e66dc6 (このIDを非表示/違反報告)
アメ太(プロフ) - Repairさん» お返事が遅くなってしまい大変申し訳ありません…。あまり頻繁にはできませんがなるべく更新できるように頑張ります…!! (2018年5月16日 20時) (レス) id: 41c3e66dc6 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん - 続きが楽しみです! (2018年4月5日 10時) (レス) id: d9b4cc1c95 (このIDを非表示/違反報告)
Repair(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎回読むのを楽しみにしています！これからも更新お願いしますm(_ _)m (2017年12月23日 20時) (レス) id: 4b9461bd96 (このIDを非表示/違反報告)
アメ太(プロフ) - αさん» こちらこそコメント＆小説を読んでいただきありがとうございます！これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いします(*´ω｀*) (2017年12月8日 8時) (レス) id: 3a1163b575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメ太 x他1人 | 作成日時：2017年12月7日 4時
