シツコイ奴ラ ページ36
貴女「はぁ…はぁ…。」
廃れたビル街にある静かな一室に僕の呼吸音が鳴り響く
貴女「あいつら、速すぎでしょ…。」
気配を察知されないよう羽赫を消して絶をする。ひび割れた壁を背に壊れた窓越しから下にいる彼らの様子を伺う
鬼ごっこが開始されてから数分。僕は圧倒的な数と力で圧されていた
五分五分の力かなと侮っていた数分前の自分を殴りたいわ
今の彼らを表すなら、可愛いくて執着心が半端ない。酷く言えばしつこい
なんだお前ら、髪に引っ付いたガムか←
貴女「なんでそんな僕にこだわるのかね。」
誰にも聞こえないように小さくため息を吐く
？？「そんなの好きだからに決まってんじゃねぇか。」
…あっれー。今聞こえちゃいけないような声が聞こえた気がするー←
ギギギｯと寂れた機械音が聞こえそうなくらいゆっくりと声がした方に振り向くと目に映ったのはドアに立つ大男
大男「見つけたぜ。A。」
二ヤッと笑みを浮かべ僕に向かって拳を振るう彼。だが咄嗟の判断で窓から逃げ出す
でもそれを読んでいたのか僕の方にジャンプして向かってくる金髪オールバックの男と黒づくめの少年
なんてタイミングのいいことで…
これ絶対、あのスーツの男が指示出してるよ
片や拳、片や剣を振りかざし攻撃をしてくる二人を華麗に捌き地面へと着地
そのコンマ数秒の後に僕の右頬と左腕がブシュｯと音を立てて切れた
貴女「！？…。」
初めは驚いたが冷静になって凝をして自分の周りを見ると蜘蛛の巣のように張り巡らされた念糸が僕を囲んでいた
貴女「うわ…ここに落ちるのも予想済みかよ…。」
えげつねーとげっそりして呟くと僕の背後でチャキｯと音が鳴り肩越しに後ろを見ると侍の格好をした男が刀を構えている
侍「動いたら、切るぜ。」
ふぅ〜カッコイイ〜←
心の中で軽く褒めていると左側に大男と金髪オールバックの男と黒づくめの少年が構え、侍の男と挟むように他のメンバーが悠然と立ち尽くし僕を見つめていた
スーツの男「オレ達の勝ち、だな。」
余裕の笑みで僕を見据えるスーツの男
貴女「勝ち？ご冗談を。」
クスッと笑い返す僕。刹那オーラを纏った鱗赫を９本出現させ念糸を器用に絡めとり後ろで構えていた侍の男を右に吹き飛ばす
うおっと声を上げ軽く飛んでいく侍の男。だがあっさりと体制を立て直されてしまった
ちょっとした奇襲をかけたつもりだったんだが、どうやら彼に効果はないようだ
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アメ太(プロフ) - まりりんさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません…。これからは少しづつでも更新していけるように頑張ります! (2018年5月16日 20時) (
レス) id: 41c3e66dc6 (このIDを非表示/違反報告)
アメ太(プロフ) - Repairさん» お返事が遅くなってしまい大変申し訳ありません…。あまり頻繁にはできませんがなるべく更新できるように頑張ります…!! (2018年5月16日 20時) (レス) id: 41c3e66dc6 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん - 続きが楽しみです! (2018年4月5日 10時) (レス) id: d9b4cc1c95 (このIDを非表示/違反報告)
Repair(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎回読むのを楽しみにしています！これからも更新お願いしますm(_ _)m (2017年12月23日 20時) (レス) id: 4b9461bd96 (このIDを非表示/違反報告)
アメ太(プロフ) - αさん» こちらこそコメント＆小説を読んでいただきありがとうございます！これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いします(*´ω｀*) (2017年12月8日 8時) (レス) id: 3a1163b575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメ太 x他1人 | 作成日時：2017年12月7日 4時
