約束ト救出 ページ29
クラ「…なぜ今まで黙っていた。」
貴女「…拒絶されたくなかった。自分の好きな者に拒まれるもの程怖いものはないからね。」
苦笑交じりで言う僕とは逆にクラピカはふっと小さく笑みを零した
クラ「私がAを拒絶する？そんなことはしない。」
自信満々に言うクラピカ。僕が俯いていた顔を上げ彼を見た瞬間
貴女「！…。」
僕はクラピカにキスされていた
そしてそのままベッドに押し倒されるような形となれば彼の灰色の瞳が僕を捕らえる
クラ「…A、好きだ。たとえお前の記憶が戻ってしまっても蜘蛛ではなく俺を選んで傍にいて欲しい。」
蜘蛛の彼が向けた歪んだものではなく、真っ直ぐで純粋な愛の言葉
貴女「……僕のような化物を好きになるなんてホントに変わってるよ。蜘蛛も、クラピカも。
…返事はもう少し待って欲しい。自分の中できちんと整理がついたら必ず答えるから。」
ちょっとした呆れを含ませクスッと笑った後、僕は両手をクラピカの頬に添えながら答えた
クラ「分かった。…必ずだぞ。」
僕の答えにクラピカが微笑んで返し、僕達は再び口づけを交わした
〜地下室〜
シャルナークside
ウボォー「孫にも衣装だな」
攫われたウボォーを助けにホテルの地下に来たオレ達。勿論敵には分からないよう変装はしてあるけどウボォーはすぐに分かったらしい
フィンクスが男の胸を貫いて殺し、タイミングを見計らって変装を解いたシズクがウボォーの体の中にある毒を吸い出す
毒が完全に吸い出されたウボォーは拘束具をいとも容易く外す。そして…
ウボォー「くそぉぉおおぉお!!!!」
雄叫びを上げた。咄嗟に耳を塞いだけどそれでもやっぱりうるさい
ストレスを発散できたのか少しすっきりした顔をしているウボォー
ウボォー「…そういえばAがいたぜ。」
攫われたウボォーを取り返したしさぁアジトに帰ろうとした途端、ウボォーが衝撃的な事を言い出した
フィン「Aが？それホントかよ。」
ウボォー「間違いねぇ。おまけに記憶を失って蜘蛛の事は何一つ覚えてねぇとよ。それとこんなことも言ってたぜ。
“蜘蛛には戻らない”
ってな。」
シズク「笑えない冗談だね。」
ウボォー「オレもそう言ったんだが、どうやらホントの事らしい。」
ウボォーの言葉で皆の表情が一気に険しくなる
シャル「とりあえず一度アジトに戻って団長に報告しよう。」
微かな不安を心に残したままオレ達はウボォーを連れてアジトに帰った
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アメ太(プロフ) - まりりんさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません…。これからは少しづつでも更新していけるように頑張ります! (2018年5月16日 20時) (
レス) id: 41c3e66dc6 (このIDを非表示/違反報告)
アメ太(プロフ) - Repairさん» お返事が遅くなってしまい大変申し訳ありません…。あまり頻繁にはできませんがなるべく更新できるように頑張ります…!! (2018年5月16日 20時) (レス) id: 41c3e66dc6 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん - 続きが楽しみです! (2018年4月5日 10時) (レス) id: d9b4cc1c95 (このIDを非表示/違反報告)
Repair(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎回読むのを楽しみにしています！これからも更新お願いしますm(_ _)m (2017年12月23日 20時) (レス) id: 4b9461bd96 (このIDを非表示/違反報告)
アメ太(プロフ) - αさん» こちらこそコメント＆小説を読んでいただきありがとうございます！これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いします(*´ω｀*) (2017年12月8日 8時) (レス) id: 3a1163b575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメ太 x他1人 | 作成日時：2017年12月7日 4時
