小サナ記憶 ページ13
貴女「……」
目覚めると僕はベッドに寝かされていた
静かに起き上がり周りを見渡すと見覚えのある景色
ここってゾルディック家にある僕の部屋？
貴女「………なんで？」
混乱している頭でやっと出た言葉がそれだった
確か僕はハンター試験を受けてて、それでボドロさんを殺そうとしたキルアを自分の体で止めた後気を失って…
そう思い出していき、キルアによって貫かれた箇所を見ると包帯が巻かれていた
貴女「…誰かが運んでくれたのかな？」
とりあえず穴が開いてしまった服を脱ぎ丁寧に巻かれている包帯を取っては別の服に着替える
ふとタンスの近くにあった姿鏡に目がいき全身を下から上へと見つめていくと首の左側面に僕の皮膚が一部不自然に剥がれていることに気がついた
疑問に思って剥がしていくと、それは僕の皮膚の色からただの紙へと変わっていく
貴女「？なんだったんだ？」
視線をその紙からそれが貼られていた箇所に移して僕は驚いた
貴女「……蜘蛛……。」
１２本の足を持ち背中に４の番号が刻まれた蜘蛛の刺青
貴女「なんで僕に、幻影旅団の証が…。…ｯｯ…!!」
またこれだ…
幻影旅団に関する事を思い出そうとしたりそれに関係するものを見たり聞いたりすると激しい頭
痛が襲う
僕はその場に座り込み両手で頭を抱えた
貴女「なんなんだよ、一体…！」
そしてトリックタワーで起こったように再び僕の頭の中で声が再生される
『＿＿＿、番号は４でいいのかい？』
『オレは＿＿＿＿ってんだ。＿＿＿＿＿でいいぜ。』
『オレが許す。抵抗するものは殺せ。』
『“クルタの義眼”＿＿“蜘蛛”への裏切り＿＿お前を“殺す”』
『パイロを！クラピカを！返してくれよｯ!!!!』
『僕の名前はパイロ。』
『君はここに…いや、彼らの傍にいちゃいけないんだ。』
貴女「パイロ…？クラピカ…？」
再生される声の中で唯一聞き取れた名前を言葉にする
貴女「“クルタの義眼”？“蜘蛛”への裏切り？」
その単語を口に出して頭に浮かんだものは何故かいつも肌身離さずつけていたネックレス
大抵は暗殺の邪魔になるからと服の中に忍ばせているが、今は手に取ってそれを見つめてみる
貴女「これが“クルタの義眼”…？」
雫型で２〜３cmくらいのサイズ。緋色に輝き真ん中にこれまた緋色の小さな眼球が埋め込まれている綺麗な宝石
貴女「…僕は蜘蛛に、殺されるのか…？」
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アメ太(プロフ) - まりりんさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません…。これからは少しづつでも更新していけるように頑張ります! (2018年5月16日 20時) (
レス) id: 41c3e66dc6 (このIDを非表示/違反報告)
アメ太(プロフ) - Repairさん» お返事が遅くなってしまい大変申し訳ありません…。あまり頻繁にはできませんがなるべく更新できるように頑張ります…!! (2018年5月16日 20時) (レス) id: 41c3e66dc6 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん - 続きが楽しみです! (2018年4月5日 10時) (レス) id: d9b4cc1c95 (このIDを非表示/違反報告)
Repair(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎回読むのを楽しみにしています！これからも更新お願いしますm(_ _)m (2017年12月23日 20時) (レス) id: 4b9461bd96 (このIDを非表示/違反報告)
アメ太(プロフ) - αさん» こちらこそコメント＆小説を読んでいただきありがとうございます！これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いします(*´ω｀*) (2017年12月8日 8時) (レス) id: 3a1163b575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメ太 x他1人 | 作成日時：2017年12月7日 4時
