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「....」
th「........ねえ」
「......」
th「そこむずかしいよ、一緒にやろ」
「しー」
th「授業あと15分で終わっちゃうよ」
「うるさいなあ」
th「俺がなんのために三年も毎週Aちゃんのとなり座ってるとおもってんのかなあ」
昔からわからない問題があるとわかるまで自分で解決しないと気が済まない私の頑固な性格を理解してはいるけれど、いつもどこか呆れ気味で私にそう言うこの人は大学三年生のキムテヒョン先生。私の担当をしてもらってもう三年目になるかな。先生がこの塾にきたときからずっと私の担当をしてくれてる。意外とわかりやすくて優しくて、私のペースもなんだかんだいって理解してくれてる。
ここの塾は1:1の個別体制の塾だから大体の人はずっと同じ先生。テスト後の授業なんてほぼ雑談だからお互いのプライベートな事情も多少知っちゃってたりする。
th「大丈夫なの？」
「なにが？」
th「ジョングクまた言ってたぞ。Aは一回一つのことに集中するともうそこから離れられない頑固女だからなにかと心配だって」
「やだ。そんな話ふたりでするの？先生は彼女の機嫌取りに必死でそんな余裕ないとおもってた」
th「そんなに宿題少なくて不満か？」
「きゃーこわいこわい！」
nj「おい、おまえら本当声でかい。こっちまで丸聞こえ」
「「あっ、すいません」」
塾長のナムジュン先生にそう注意されるのは何回目だろうか。
しばらくして授業の終わりを知らせるチャイムが鳴り帰る支度をはじめるといつも通りやってくるのは
jk「あー。今日授業の4分の3ねてた」
そう言ってねむそうな目をこすりながら言うのは同じ学校に通うジョングク。クラスが同じになったことは一度もないけど、幼稚園のときから知ってる。まあ幼なじみってやつなのか。
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作者名：ざな | 作成日時：2017年8月11日 0時
