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「…あざす。」
仕方なく礼を言って、早くどっか行ってくれないかな、と期待を込めて見る。礼を聞いたAさんは、とても嬉しそうに笑って俺を見る。…どうしたらいいんだろう。残念ながら、今ここで全部飲めるほど喉は乾いていないのだが。ペットボトルじゃないからなのか、今ここで飲んでもらうことを期待されている。…ていうかそもそも、いちごみるくそこまで好きじゃないんですけど。
少し考えて、手元のいちごみるくを Aさんの口に突っ込む。そのままAさんの手を強制的にいちごみるくに添えさせ、ぎゅっといちごみるくを押し込む。
「うむっ！？」
「好きなんでしょ。あげます。」
急に入ってきたいちごみるくに驚いたのか、口を開けようとして、あわてて口を紡ぐAさん。頑張って飲み込もうと必死な顔がひどく可愛らしい。それが恋愛感情から来ているものではないだろうと結果づけてはいるけど、Aさん自身が可愛いからなのか、毎回毎回ドキドキしてしまう。
「…いや、あげたんですけど！？ってか、こんなことされると私期待しちゃいますよ！？」
口に突っ込んだいちごみるくがAさんの喉を通ると同時に、大きな声で叫ぶAさん。静かなオフィスに大きな綺麗な声が響く。そんな声を無視して、俺はオフィスの入り口…出口に進む。間接キスだといいたいのだろうか。多分、真っ赤な顔で抗議をしているであろうAさん。
「期待、すればいいじゃないですか。」
さらに悲鳴をあげたのが、ほかのやつらに聞こえてないことが幸いかもしれない。
こんなにあわてんぼうでかわいらしいAさんが、他の人に見られるのはなんか癪だ。
沼男〜KANEARI HUUHU〜→←いちごみるく〜syp〜
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鈴華(プロフ) - 目玉焼きさん» ありがとうございます〜！好きって言ってもらえるとやっぱりモチベ上がるので嬉しいです！更新は亀ですがお付き合いください…！ (2022年4月1日 15時) (
レス) id: a228d6db47 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き - コメント失礼します遅れましたが続編おめでとうございますこの短編集すごく好きでしてこれからも頑張ってください応援しております (2022年3月27日 18時) (レス) id: 81c89ca802 (このIDを非表示/違反報告)
一月鈴華(プロフ) - モカブラウンさん» ありがとうございます！！今後も頑張っていくのでよろしくお願いいします。 (2021年2月20日 15時) (レス) id: f7d3b28b6f (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - 続編おめでとうございます！ これからも更新頑張ってください！！！応援してます！ (2021年2月20日 14時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
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