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4 私について ページ6

貴「で、話とは?」

土「お前は何だ?なぜ、人の首を容易く切り落とせた」

あ、なんだ。その疑問か。
だが、面倒だな。
鬼、と言うことをばらすか?

いや、そうなればめんどくさいことになるだろう。

総「ほら、やっぱり殺しちゃいましょうよ。生かしておいても厄介ですよ?」

貴「ちょっと黙っていてください。」

総「へー。そんなこと言っていいの?」

はぁ、めんどくさい。
そうなれば誤魔化して見ましょうか。

貴「首を切り落とせた理由は簡単です。
相手がよそ見していましたし、私は屋根の上でちょうど休んでいたのです。
確かに、私は女ですので非力ですが、屋根の上から、思いっきり短剣をふったのです。
そうしたら偶然にも首に当たり切り落とすことができたのですよ。」

ちょっと言い訳が下手すぎたでしょうか。
嘘と本当を混じらせながら言ったのですが、、、。

一「それは嘘だな」

ハッ
後ろから!私を気絶させた時といい、気配を消すのがうまい。

貴「なぜです?」

一「倒れ方を見た限り最初お前は隊士と向き合っていたのだろう?すると、屋根から降りて切ったとしたら、切り方や倒れ方がおかしい」

貴「!?」

そこまで見られていたとは。これは何を言っても誤魔化せないだろう。

土「お前、嘘をついたのか?もう一度聞こう。今度嘘を着けば命はないと思え!」

まずいな。
なら、仕方がない。

貴「ハァ。何故お前たちに話さなければならない。死にたいのか?」

私は精一杯の殺気を向けた。

皆「ゴクッ」

驚いて当然だろう。
一切殺気を出さずに私のできる限りで大人しくしていたのだから。

だが、私がそう言ったから全員が警戒をしている。
当たり前だけどね。

土「お前は身柄を捕らえられている立場だぞ!?」

確かにそうだ。だけど、いい加減にして欲しいものですね。
私は殺気を押さえた。


貴「うん。確かにそうですね。
では、こうしましょう。私も、自分の私情を喋りたくはないのです。ですので、取引を致しましょう。」

山「取引ですか。内容は何ですか?」

おっと。応じますかね?
あの気持ち悪い隊士について聞きたいものです。

貴「まずは、私の短剣を返してください。
こんな沢山の男が殺気立っているのは怖いですからね。」

総「短剣を返してもらって僕達を殺そうって?」

貴「いいえ?
まず、貴方達を殺してしまえば、めんどくさいことになりますでしょうし、私に利益がありません。それに、」

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十六夜紅葉(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2022年11月19日 17時) (レス) @page19 id: 25ee4b6236 (このIDを非表示/違反報告)
ハルハル - はやくつずきがみたいです。更新頑張ってください。 (2017年12月29日 14時) (レス) id: 5ef59350b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ザクロ・マリアン | 作成日時:2017年12月28日 19時

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