15 隊員 ページ17
朝になり3番隊副隊長として挨拶する日だ。
朝餉を運んでもらい千鶴とご飯を食べたあと、前に斎藤さんと手合わせした道場に足を踏み入れた。
道場にいくと3番隊であろう10人ぐらいの人たちが木刀を振って自主練をしていた。
さすが斎藤さんの隊だなと思った。
なんと言うか、とても真面目なんだろうなと思った。
斎藤さんが来て隊員を集合させると私に自己紹介をと言ってきた。
貴「私は3番隊副隊長に任命されました、"林道 A"と言います。皆さんより年下ですので気軽にAと呼んでください」
私はお辞儀をしニコニコしていたが、
やはり私は他の隊員から見たら子供ですので、
「入ってきたばかりのやつが」とか「こんな子供には負けない」とか「あんな女みたいなやつは無理だ」等々言われました。1つはあっていますがね。
斎「局長、副長、総長が決めたことだ。それに俺と手合わせをし、お互い手加減してたとは言えど、引き分けだった強さだ」
斎藤さんがこう言ってくれたが、数人が「ですが……」と少し納得していないようですので、
貴「では木刀での勝負をしましょう。もし負けたら副隊長には就かず、一番下の隊員として3番隊に入ります。それでいかがでしょうか。斎藤さんもいいですよね?」
斎「いいだろう。」
「それなら……」と納得してくれたようなので手合わせを行うことに。
貴「では、皆さんの実力も知りたいのでまとめて来てください。」
全力で来てもらうために少し挑発した。
皆さんは自主練の時に木刀を持っていましたが
私はなかったので斎藤さんから慣れない木刀を1本受け取り、軽く振ってから始めましょうか。と斎藤さんに話しかけた。
斎「ではいくぞ…………始め!」
始まった瞬間に皆で走ってきた。
なので私は避けつつ1人1人の木刀を受け、弾き跳ばしの繰り返しを行った。
だいたい5分くらいで手合わせは終わった。
もちろん私が勝った。
斎「そこまで、Aの勝ちだな。3番隊副隊長と認めてもらう。」
数人の認めていなかった人は負けてしまったからなと認めてくれた。
すると入り口の方から、いつから見ていたかわからないが土方さんがいた。
土「Aに勝つのは難しいと思うぞ。俺ですら勝てるかどうか…………」
3番隊の人が「そんなことは……」と言っていたが土方さんが続けて話した。
土「まず、見ればわかるだろうが、通常の刀ではなく短刀の二刀流だ。木刀で負けていては勝てはしないだろう。」
隊員がえ!?と私を見てきた。
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十六夜紅葉(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2022年11月19日 17時) (レス) @page19 id: 25ee4b6236 (このIDを非表示/違反報告)
ハルハル - はやくつずきがみたいです。更新頑張ってください。 (2017年12月29日 14時) (レス) id: 5ef59350b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ザクロ・マリアン | 作成日時:2017年12月28日 19時