雨の守護者は戻ることを怖がっているようです (ページ8)

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エピソード１１６ページ8

二人の会話をやり取りが終わって数分後、三人は屋敷の入り口にいた

ゆ「キーウもう帰っちゃうの？」

桔「ハハン、私ももっとゆきといたいですが残念ならが任務が入っていますのでね。報酬はあとで送ります」

ゆ「本当！？待ってるね！！」

桔梗はゆきを撫でながら彼女の耳元でなにか呟いた、ゆきがそれに頷くと桔梗はもう一撫でして森の中へ姿を消した

ピ「なんて言ってたのですか？」

ゆ「新しい情報を頼まれたのよ。あとその情報の報酬も一緒に送ってくれるってこと」

彼女の耳元で言われていたことが情報関係だと言われるとピルルクは納得した。情報関係なら小声で話しても可笑しくない、ゆきも情報屋と言う立場であることも考えるとそれは普通のことだと思った

ゆ「さーて、キーウは帰っちゃったし何しようかしら」

ピ「そういえば気になったんだけどゆきさんと桔梗って結局どんな関係なんですか？」

そう言われ背伸びをしながら中へ戻っていくゆきは足を止めた
ゆきが眠っていた時に桔梗から聞いた話で気になった部分があったらしい

ゆ「なにを聞きたいの？」

背を向けたままゆきが言った。声を震わせていたことから余り聞かれたくないようだ

ピ「さっきゆきさんが眠ってる時に桔梗と話してて…桔梗が言ってた「契約した」って言うのが気になって…」

ゆ「残念だけどそれは話せないわ
キーウが話していいって言っても私から話すことはないわよ」

そう答えてゆきが中へ戻るとピルルクも後に続いた
二人のことを影から見ていた人物に築かずに