雨の守護者は戻ることを怖がっているようです (ページ2)

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エピソード１１０ページ2

ゆ「まず最初はレレイ」

名前を出すと薄い水色の服を着た白猫が地図の上に乗り、ゆきから渡された番号が書かれた小さな旗を置いて数回鳴く

ゆ「最初はここ、真六弔花のアジトの近くにある木の穴の中で目撃」

説明が終わるとレレイが降りると薄い黄色の毛の猫が変わるように地図の上に乗った。その猫も同じ様にゆきから渡された旗を置いて数回鳴く

ゆ「次にテュカ、見たのはレレイが見た場合のすぐ近くの場所」

同じ様に説明を終えるとテュカは降り、変わるように次の猫が来て同じことを繰り返した。それを数回して終わった

ゆ「いまある目撃情報はこれで全部だよ」

桔「ハハン、流石ゆきですね。ご褒美ですよ」

ご褒美と言われ桔梗に頭を撫でられるとゆきは気持ち良さそうにすり寄った

桔「この人物がピルルクであるかは分かりませんが念のため白蘭様に報告します」

ゆ「なんでなんで～？桔梗に教えた情報なのに」

抱き付いて言うゆきに桔梗は溜め息を吐く

ゆ「溜め息は幸せが逃げちゃうよ」

桔「誰が原因か分かりませんか？」

本心とは違う表情の笑顔を浮かべながら言うがゆきは分からないように首を傾げる

桔「ゆき、あなたは仮ですがミルフィオーレの一人ですよ」

ゆ「でもミルフィオーレになったのって桔梗に拾ってもらって部下になっておまけでミルフィオーレの一員になったんだよ」

桔「逆です」

ゆ「あれ？」

ゆきの言葉に桔梗はまた溜め息をついた