cinquantacinque ページ5
｢それは、すごいね…そっちはなにで戦うの？｣
｢ふふ、聞いて驚きなさい！私は、これよ！｣
言った瞬間に彼女の後ろから大蛇がたくさん出てくる。
あ、これ幻覚じゃーん。
ツナたちの驚く声が聞こえてくる。流石に私もびっくりしたけどね。
｢驚いたでしょう？この子たちに｣
｢これは…すごいね。｣
蛇が頭を寄せて彼女が撫でる。
懐かせてるように見せてってこと？
｢でしょう？それで、どうするのかしら。指輪を渡してくれれば何もしないわよ？｣
｢いや…さすがに？そんなことしたら申しわけないじゃん？｣
きゅ、と薙刀を握りしめる。
多方から攻撃されるのは慣れてるから大丈夫。
｢そう…仕方ないわね、さあ行きなさい！｣
多方向から蛇が襲いかかってくる。
それを避けつつ首元を薙いだ。
倒れても倒れても襲いかかってくるから1体ずつ小さく切り刻むようにすると、しゅわあと消えた。
｢！！？｣
｢な、なんでよ！｣
｢あら、消えちゃったね｣
｢！？｣
｢生き物じゃなかったの？あ、幻術使いなんだっけ。じゃあ生きてるわけないか｣
周りを見渡しても蛇の姿はない。いた痕跡すらないのは、まあそういうことですね。
｢な、なによ！だれが幻術使いですって！？｣
｢ザンザスもマーモンも騙せてないよね？｣
｢！？｣
なんでそれを、と言わんばかりに目を見開く。
だってこの幻覚弱いし…有幻覚じゃないって相当でしょ。
｢ほんとは、雪属性なんて無いんだよね｣
｢そんなわけないじゃない！私には、雪の炎が、｣
｢嘘ばっかり｣
指につけている未完成の指輪から大きな雪の炎を出す。
あ、まさかとは思ったけど出るんだ。
でも未完成で出るってどういうこと…？
どんな原理なんだろ。
cinquantasei→←cinquantaquattro
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2022年5月21日 18時) (
レス) @page11 id: 70f5cfe725 (このIDを非表示/違反報告)
深縹(プロフ) - ふうさん» 遅くなってすいません;;そう言っていただけると嬉しいですヾ(*´∀｀*)ﾉありがとうございます！ (2018年8月13日 23時) (レス) id: ee8a1fe2c6 (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - 面白いです！！始めたばかりですか？とても話が入りやすく夢主の設定も好きです(≧▽≦) (2017年12月21日 23時) (レス) id: 158de2d525 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：深縹 | 作成日時：2017年10月19日 18時
