32欠片目 ページ35
Aside
ポタポタと、音がする。
屋根、木の葉、地面、湖。
この世に存在する、全ての物に雨粒が跳ね、私の心に振動を与える。
あの日の記憶が、蘇ってきてしまうではないか。
『……っ。』
ベッドから、動かしたら壊れそうな脆い身体に鞭をうち起き上がる。
扉に手をかけ、重いドアノブをまわすと…苦しみに悶えていた私を浄化してくれるような感覚に襲われた。
『ふっ、ふはっ………』
笑いたいわけではない。
笑いが、枯れた笑いが込み上げてくる。
『アハッ、アハハハッ…………ウッ、グスッ……』
何故、涙か流れるのだろう。
私は、大雨の中で…地面の生温さを感じた。
汚れるなんて、どうでも良かった。
だって、もう汚れているからね。
『また、仲間を殺したのかなぁ…？』
ーーー「助けてっ…Aちゃん……！！」
うん、助けたよね。
ーーー「君じゃ…無理かなぁ……」
その言葉、悪い意味で使ってないなんて、知ってたよ。
私、知ってたんだよ。
そのまま彼は、私の元から離れていったんだよね。
痛みに悶えてた。顔が歪んでた。私が好きだった顔が。
そしたら、アリスが助けてくれたんだよね。
ｱﾘｽ「みーつけた。大丈夫？」
って。
『……ア、アリス…？』
ｱﾘｽ「そう、私。雨が止むまで…待ってよっか」
『……うん』
私は、彼女に逆らえない。
彼女は、弱いから。
私が、居ないとダメだって言ってたから。
アリスside
やっぱり此処にいた。
知ってるんだよ。
貴方が、ゾムさんに好意を抱き始めていること。
許せないからね。その行為。
だから、自分で痛めつけて、助けてもらって。あの時に目を覚ました。
全て、シナリオ通り。
ｱﾘｽ「……私、許せないから。」
『うん…ごめん。』
ｱﾘｽ「私の傷は大丈夫だけど、心が痛むのも良くないの。知ってるよね？」
『分かってる。……あたしが、今言うのもあれだけど…大丈夫？』
自分の身体じゃなくて、私を優先してくれる。
私は、その優しさに漬け込んでいた。
ｱﾘｽ「A…ありがとう。」
『その言葉、そっくりそのまま返すよ』
ｱﾘｽ「ﾌﾌｯ……照れちゃってww」
ずっと、私は彼女に依存していた。
彼に惚れ込むまでは……
＊＊＊
モブちゃん達にも良い思いをさせたいお年頃。
サホちゃんは、××。
アリスちゃんは…リクエスト……かなぁ？！
決まってません。
アリスちゃんの落ち募集中！！
早めの投稿失礼しました。
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し - 一気更新お疲れ様です。……………書きます。(意味深 (2017年9月19日 20時) (
レス) id: f5af2860e4 (このIDを非表示/違反報告)
サイコ狩り - 緑月翡翠さん、ありがとうございます！多分、そうですね…ガウァガウァですね。調べておきます！貴方様の作品が大好きなので嬉しいです！コメントありがとうございました！ (2017年8月17日 21時) (レス) id: 1ecebe046d (このIDを非表示/違反報告)
緑月翡翠(プロフ) - あの、すみません。黒の宝石でしたらおそらくヘタマイトではなくヘマタイトだと思います。 (2017年8月17日 13時) (携帯から) (レス) id: b835eb55b1 (このIDを非表示/違反報告)
サイコ狩り - モノモノさんありがとうございます！そうですね、二重人格っぽい夢主ちゃん何となくサイコっぽいんですよ！（自分の手がそうさせるんだ。）是非、設定を付け足しておきます！もう一度申し上げます。ありがとうございまs…… 文章はここで途切れている。 (2017年8月16日 15時) (レス) id: 1ecebe046d (このIDを非表示/違反報告)
モノモノ - 面白いです！応援します！あの、設定のことなんですが夢主ちゃんに戦闘狂とかサイコとかって付け加えれないですかね？(脅威さん落ちなんで、ひたすら性格を近づけたいだけ)できれば、でいいリクエストです。 (2017年8月16日 7時) (レス) id: e9b24811de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サイコ狩り | 作成日時：2017年8月12日 4時
