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〔 daigo side 〕
今は皆である程度鍋を食べて
一息ついてる所やねんけど
Aちゃんがコソッとキッチンに呼ぶ
主「 私がケーキ持つから火つけてな？ 」
「 分かったよ 」
主「 あんたも流星が20歳になるって時に一緒にグループ組んでる思わんかったやろ 」
「 いや、何となーくやけど。流星とは離れへんと思ってたんよなあ。だから今余計に感慨深くて 」
主「 取り敢えず泣くのはもう少し後です 」
「 ほい。火つけたよ 」
主「 電気消してくれる？後ね、音楽も 」
「 完璧、いっせーっの 」
「「 〜♫ 」」
流「 へっ？ 」
「「 はっぴーばーすでーとぅゆー 」」
それからAちゃんがケーキを運び
その間も他のメンバーがソングを歌って
その姿を眺めてる流星は泣きそうだ
主「 流星、お誕生日おめでとう 」
流「 うわあ！これAちゃんが作ったん？ 」
主「 そう！私が！作ったの！ 」
丈「 昼電話してたんも、この事やで 」
流「 やっぱりAちゃん好き 」
主「 録音するからもっかい 」
「 そんなん言うから引かれんねんで、でも西畑も聞きたいからもっかい 」
和「 二人とも辞めときや？引かれてんで？ 」
流「 涙と共に引きました 」
謙「 わー！大吾くんどんまいです！ 」
「 なんで俺だけやねん！ 」
主「 でも記憶に残るケーキにしたくて。お菓子作りとか基本的にせえへん私がここ二週間戦ってた 」
流「 えっAちゃんが甘い物って… 」
駿「 愛されてますね、流星くん 」
流「 こんな幸せな20歳を迎えれると思わんかった 」
「「 ……っ、」」
恭「 大吾くんとAちゃん泣いてるで？ 」
丈「 泣き虫二人やったわ 」
謙「 混ぜるな危険ってやつですか？ 」
駿「 危険ってより、」
「「 面倒臭い 」」
流「 偶には可愛いんから良いんちゃう？ 」
こんな言われようだが、
西畑とAちゃんは流星の事で
胸がいっぱいで何も文句の言葉が
頭に入ってけえへん。
最後に褒めてもらった所は聞いた。
それからケーキも食べて
帰ろうってなった時。
主「 流星 」
流「 ん？ 」
主「 あんたの誕プレが一番難しかったのと、まさかの大吾と被ったから慌てて買った物です 」
流「 あっこれ。……、家帰って見るな 」
「 あれ？流星泣きそうちゃう？ 」
和「 りゅちぇ泣くぅ？ 」
流「 煩い！ 」
丈「 いや申し訳ないけど、姉泣いてる 」
「「 安定かよ 」」
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作者名：ざきちぇ | 作成日時：2021年7月6日 4時
