- 貧血 ページ13
〔 you side 〕
今日は珍しく丈と家で遊んでるけど
著しく体調が思わしくない
丈「 なあ、A 」
「 ん？ 」
丈「 お前顔面死んでんぞ 」
「 悪口？ 」
なんて丈に顔面死んでるとか言われて
まあまあの悪口言われてると
私は思ってたら急に目の前が真っ暗になった
「 いたっ… 」
目が覚めると、頭痛が凄かった
そして横を見ると良規の姿がぼんやりと…
正「 大丈夫？Aちゃん 」
「 良規？ 」
正「 丈くんが仕事やから代わりに来たんよ 」
「 私どうなったん？ 」
正「 急に倒れたって聞いたからびっくりしたんよ？丈くんが慌てて貧血やって気付いて対処したらしいけど。さすが家族やなって思った 」
「 あー… 」
正「 Aちゃん、貧血になりやすいのに。朝から体調良くなかったんとちゃうの 」
「 うん、まあ 」
正「 寝不足も続いてるっぽいし 」
「 えっなんで気付いたん 」
正「 缶がエナジードリンクばっかやった 」
「 何でもお見通しやなあ…あーあ。丈の半休無駄にしてもうた 」
正「 あっ丈くんが言うてた。無駄にしたとか言うたらしばくでって 」
「 うぅ…ここまでは丈が？ 」
正「 うん。丈くんがベッドまで運んだ後に電話してきたから飛んできた 」
「 ごめんな、良規も貴重な休みやのに 」
正「 大吾とおおにっちゃんに脅されたから。まあ脅されてなくても来たけど 」
「 でもなんでまた良規？ 」
正「 誠也くんやと煩いし、リチャくんはなんかあかんって言ってて僕が選ばれた感じ 」
「 リチャ不憫 」
正「 まあ今日は一日介護するからゆっくり休み 」
「 うん 」
正「 まだ顔が青ざめてるから、危ない 」
「 貞子になれるかも 」
正「 高校時代の渾名やん、Aちゃんの 」
「 夏場は基本的に青ざめてたからなあ、顔 」
正「 なんとなーく覚えてる 」
「 大吾が会う度に心配してた 」
正「 大吾はAちゃんの事になると心配性が悪化するからねえ 」
「 有難い話よね 」
正「 取り敢えず貧血に良い食べ物とか買ってきたしお腹でも満たして 」
「 ありがとう。丈にも後で電話しとく 」
正「 たんまり怒られてください 」
その後、丈に大丈夫やでと
連絡をしたら案の定叱られました
序でに大西畑にも怒られたから
夜更かしは程々にしようかな
「 寝不足危険 」
正「 Aちゃんが言うと一層危険さ増す 」
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作者名：ざきちぇ | 作成日時：2021年7月6日 4時
