関西愛ランド【３】 (ページ2)

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〔 you side 〕

最近の嬉しい事と寂しい事が
皆忙しくなって、仕事も沢山あって
私もテレビで見る機会が増えて
幸せやねんけどな？

あんなに煩かった毎日が最近静かで寂しい

「あ〜最近仕事行ってお風呂入ってご飯食べながらお酒呑んで寝ての繰り返しやなあ」

まあ、贅沢な悩みとはこの事やと思う
あの子達が活躍してるのは
私にとっても嬉しい事やから

丈に至っては毎日電話してくるしな

「幸せやけど、寂しいもんやなあ」

なんてお酒を片手に
皆との花見の写真を眺めてると
不意に会いたくなる

誠也くん、とか家に居らんかな

「 …… 」

『もしもし』

「 …… 」

『どないしたんA 』

唐突に電話したって、文句言わずに
電話に出てくれるのが誠也くん

きっと会いに来てって言うても…

会いに来てくれんのが誠也くんなんよな

誠『なあ、どないしたん』

「なんもないよ」

誠『はあ、素直に言えよな』

「なにしてんの」

誠『準備』

「ごめん。仕事前やった？」

誠『まあ、うん』

「切るわ。おやすみ」

誠『ちょっ、おい… 』

そして唐突に電話を切る私

はあ、誠也くんも忙しいねんぞ！私！
こんな甘えてたらあかんなあ
弟の丈が私離れしてる事ですら
はや十年は病めるのになあ…

「皆とどんちゃん騒ぎしたいなあ」

「 …なんか眠なってきたなあ」

ソファに寝転んでクッションを抱える
そして気付いたら私は寝ていた

ふと目を覚ますと…

「んんぅ…なに」

『やっと起きたか』

『 Aちゃーん！』

『お酒呑み過ぎやぞ！』

「なんで居るん？」

そこには、先程電話した
誠也くんに…何故か拓哉に風雅に丈が居た

「あれ？誠也くん仕事は？」

誠「あれ嘘」

拓「誠也くんが、Aちゃんが寂しさで死にそうになってるから会いに行くでって」

風「ほんまに泣いてるし」

誠「丈に言うたら俺も行く！って聞かんし」

「丈、明日仕事やんか」

丈「姉貴が泣きそうな時に居らんのはあかんやろ」

「 …… 」

良き弟と友達を持ったなあって…
いや、最高な弟とその仲間の間違いやな

その後泣きじゃくる私を見て…

丈「寂しいなら電話せえや！てか何で末澤なん！？」

誠「今怒るとこちゃう」

「「丈くん最低」」

丈「えっ？なんで？」

不憫な事になる丈一郎でした。