▽ ページ39
〔 masaya side 〕
Aちゃんからの突然のサプライズ
僕はもう驚き過ぎて沢山写真を撮って
Aちゃんとの思い出を作る
「 あーほんまにびっくりしたあ 」
主「 目飛び出そう……あ、細かった 」
「 細いは言うたらあかん！ 」
主「 あ、よしこちゃんに怒られてまうわ 」
なんて僕への弄りもしっかりとしてくる
今日はもうやられっぱなしだと思ったけど
いつも会う度やられっぱなしだった事を
思い出して一人で笑えてしまった
主「 何笑ってんの？ 」
「 なんもなーい 」
主「 よし、ほなこれ 」
と言って僕にシンプルにラッピングされた
いかにも誕生日プレゼントってのを
Aちゃんから貰う
「 わー！開けてもいい？ 」
主「 ええよ 」
僕は嬉しくて、急ぎめで袋を開ける
その中には僕が前から欲しいと言うていた
ドラムのスティックだった
そのスティックをよく見ると名前が入ってた
あともう一つだけ、入ってた
それは僕が欲しいと一回だけ言っていた
ワイヤレススピーカーだった
「 うわ！名前入ってるし、僕欲しかったやつ 」
主「 めちゃくちゃ悩んだ…晶哉の誕プレは 」
「 そんなに悩んでくれたんですか？ 」
主「 ほんまめちゃくちゃ思い出したり、もう色んな音楽ショップを周りました 」
「 有難う、その気持ちだけでも嬉しいのに 」
主「 ちゃんと手紙はどっさりと 」
「 家で読む。泣きそうやもん 」
主「 いやほんまそうして？ 」
なんてAちゃんと笑い合う
そのプレゼントと共に少しだけ食べ掛けの
ケーキを写して、写真を撮って皆に自慢をする
主「 せーちゃん怒るかもなあ 」
「 せーちゃん怒らせたいんで！ 」
主「 ほんま好きやな 」
Aちゃんは嬉しそうに微笑みながら
僕を見てくるから、少しだけ照れてしまって
下を向いたりして食べ続ける
それから食べ終えて、帰る準備をする
帰り際にAちゃんの
友達の佐々木さんに挨拶する
「 有難うございました！ 」
佐々木「 全然良いんよ、また個人でも来てな？ 」
「 はい！！！ 」
主「 ほな帰るわ〜じゃあな 」
佐々木「 あいよ 」
「 あれ？お金は？ 」
主「 帰るぞー！！ 」
いつの間にか払っていたらしいAちゃん
やっぱりどこまでも恰好良くて好きだ
今日の誕生日も幸せな日になった
「 Aちゃん、ありがとう 」
主「 こちらこそ 」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ざきちぇ | 作成日時：2021年2月24日 21時
