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〔 you side 〕
なんやかんやして、良い感じの場所を
見つけたから皆でブルーシートを
下に敷いてから椅子置いたりして花見を始める
「 うわあ、今年初桜 」
丈「 今年も一緒に見れたな 」
「 ほんまやな、そろそろ皆忙しなるんちゃう 」
丈「 まあな？ある意味今年最後の集まりかもな 」
「 今年始まって四ヶ月しか経ってへんのに 」
なんて一人で嘆きながら
ビール片手に桜を眺めていると
いつものメンバーが私に声を掛けてきた
誠「 なあなあ 」
「 もーう。また晶哉に邪魔されるで？ 」
誠「 今斗亜が相手してる 」
「 戦略立ててんなあ 」
誠「 あかんの？ 」
「 別にあかんくはないよ 」
誠「 最近忙しくて会いに行けて無かったからさ 」
「 なにー、寂しかったん？ 」
誠「 …… 」
「 図星かい！ツッコミ待ったわ 」
誠也くんはたまーに素直になる時がある
まあ殆ど、仕事で忙しくて頭パンクしてる時とか
寂しいなあって思ってる時なのは知ってるけど
「 誠也くんの頑張りとか努力が今知れ渡ってて私は嬉しいのになあ 」
誠「 うん 」
「 もーう、落ち着いたらまたドライブ行こ？ 」
誠「 絶対やで？ 」
「 はい、約束 」
と言って、誠也くんの小指に
自分の小指を絡めて指切りげんまんする
すると、満足そうに笑うから私も思わず微笑む
なんて幸せな時間はここまで
佐野が、あ！！って顔してこっち寄ってきた
佐「 せーちゃん！ここに居たんすか！ 」
誠「 おい！斗亜！！ 」
健「 斗亜は悪ない！怒らんといてくれるか！？ 」
斗「 まあまあまあ 」
なんて斗亜が結局、困る羽目になる
私は結構この図になるのが若干想像ついてたわ
そうして一人でまた黄昏始める
すると、彪太郎と琉巧が二人で寄ってきた
彪「 Aちゃん写真！ 」
「 あ、ほんまや。撮ろか 」
當「 はい！チーズ 」
彪「 やっと三人で撮れた 」
「 いつも拓哉達が邪魔するもんなあ 」
拓「 なんか呼んだ？ 」
「 呼んでへんなあ 」
拓「 えー、僕と写真撮りたくなったんちゃうの？なあなあ、Aちゃん 」
當「 西村くんは欲張りやなあ 」
彪「 りとるの最年長やのに 」
拓「 そんなん今関係あらへんし！ 」
「 はいはい、写真は一枚500円ね 」
拓「 何で僕だけ？！ 」
「 え？こたるくはいつも邪魔されてるから 」
拓「 嫌や！！ 」
なんて少しの間、拓哉の不機嫌が
続いたのは言うまでもない
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作者名：ざきちぇ | 作成日時：2021年2月24日 21時
