▽ ページ14
〔 daigo side 〕
母親がいちご沢山あるから
Aちゃんに渡してきたら？と言われ
電話を掛けると、少し辛そうなAちゃん
熱を出したらしい、そんな日に
電話したのも何かの縁だと思って
西畑は思い切って強行突破しようと思った
それから家に着いてインターホン押す
主「 ああ、ありがとう…… 」
「 歩かせてごめんな？取り敢えず部屋行こう 」
主「 ごめん、肩貸して 」
「 言われんでも貸しますよ 」
主「 今その優しさは涙出るから辞めて 」
なんて泣きそうになりながら歩くAちゃん
こんなメンタル弱ってるのも
ある意味珍しいから、西畑の特権やな
「 お粥作るから寝てて 」
主「 ありがとう 」
それからお粥作って、いちご準備して
ビタミン摂れる用の飲み物と冷えピタと薬を
持って、部屋へと入る
「 Aちゃん起きれる？ 」
主「 うん 」
「 少しだけでも食べて 」
主「 ……頑張る 」
「 また食べたら寝ててな、片付けしてくる 」
立ち上がろうとした瞬間
Aちゃんが僕の腕を掴む
「 どうした？ 」
主「 ごめん、もう少しだけ居って 」
こんな素直なAちゃんも珍しい
でも比較的、俺は見れてるかもしれない
それから頭を撫でると嬉しそうに
お粥を頬張るAちゃん
少しお腹が減ってたのか平らげてくれた
主「 有難う、大吾 」
「 Aちゃんの為なら幾らでも 」
主「 あと一つだけいい？ 」
「 うん 」
主「 寝るまで手繋いでてて 」
「 分かった、ちゃんと傍に居るから安心して 」
と言って手を握り締めて
片方の手は頭を撫でてあげる
少し経つと、寝息が聞こえてきたので
俺も少しだけ寝ようかな
「 素直になるのは西畑だけでええねんで 」
「 あんたが好きやから 」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Aぇ!group」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ざきちぇ | 作成日時：2021年2月24日 21時
