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予期せぬ17歳 ページ23

土方さんの目が先ほどよりも鋭くなったような気がした。








土「…お前、興味あるのか?」




貴「あ…えと、私…刑事ドラマとかも結構好きで だから」




土「あぁ?ガキがしゃしゃり出てくんじゃねぇぞ」




貴「ひっ…す…すみません!」









この人の言う事はかなり迫力がある。



ドスの利いた声でそう言われただけで私は恐悚した。








それを見た彼はハァッと深い溜め息を一つつく。



しょうがねぇなぁ…みたいな感じで。









土「違法な商売をしていた疑いのある連中をアイツに監視させてたんだよ」




貴「っ!そうなんですか」









蘇る。山崎さんが見張ってたあの厳つい顔の男達。






相当悪い事してそうだなとは思ってたけど…やっぱり。









土「そいつらはただの手足だ。奴等にはかなり強大な親玉がいる。






こいつがかなりしぶとい野郎でな。


かぶき町に奴の部下が貼ってる今がチャンスだと思ってる」








貴「かぶき町に…それは怖いですね。


でも…どうしてかぶき町にそんな人達が?」









私の探求心は抑えが効かず…つい…そんな事を聴いてしまった。









彼は静かに語る。









土「情報はかなり少ねぇが、奴には一人娘がいる。





その娘が家出して、このかぶき町に来てるらしい。


要は父親が部下を使って血眼になって愛娘を探してるってワケだ」






貴「え?」









娘…?







娘って……まさか…







その人って…








.


それはまだ仮説に過ぎないが…

考えつく事で自分の頭の中がどんどん埋め尽くされていく。








土方さんはそのまま話を続けた。









土「何にせよ、お縄につかせるには絶好の機会だと俺達ゃ踏んでる。



奴等がここまで大胆に動き回る事は早々ないからな。









…よっぽど家出娘が大事らしい。



何ならその家出娘の情報集めて、奴等より先に見つけて監視下に置く方が手っ取り早い気もするが…」





貴「……っ」









まさか…


それが芳かもしれなかったら…









今の状況は…かなり不味いってことなんじゃ?













私の脳内で危険信号が点滅する。





それと一緒に…芳の顔が思い浮かぶ。



そして何故か…









貴「…やっぱり私…山崎さんに会わないと…」





土「……そうか」





貴「お勤めご苦労様です。ではまた!」









迷ってたのに…

彼に急に会いたくなってしまった。

脆く、儚く、17歳→←鬼と17歳


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沙月(プロフ) - 友達としてのところはマジで笑いました...二回くらい読み直したかも。そして、最後見たときの僕の突っ込み。『ちぇ。恋愛じゃねーのかよ。(途中までいい感じたったのによぉ?そしてザキ、怖いよ?ん?)』という情緒不安定でした。 (2019年4月10日 1時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 雪さん» そうですね。幸せになってほしいです。コメントありがとうございます。 (2019年1月3日 14時) (レス) id: e5295f2ff6 (このIDを非表示/違反報告)
- 山崎どうか幸せになってください (2019年1月3日 12時) (レス) id: 55babfbb1a (このIDを非表示/違反報告)
ハーレクイン(プロフ) - 作者様の作品よく読ませてもらってます!坂本さん最推しなので嬉しいです!最近山崎も好きなのでなんかもう楽しかったです!これからも頑張って下さい!山崎&坂本さんの作品沢山作ってくださいね!(図々しい) (2018年9月6日 23時) (レス) id: b56fa1b191 (このIDを非表示/違反報告)
- いい話ですねー(*`・ω・)ゞ (2018年8月20日 19時) (レス) id: 253e047399 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺羅 | 作成日時:2017年1月13日 20時

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