いい加減にしてくれ 【 Fischer's 】

# 22 ページ22

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silk side*



こいつには適わねぇ､そう思ったのは初めてあった時からだった気がする。







こいつは多分覚えてねぇけど俺が会ったのは始業式の日だった気がする。









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シ｢ だるい､マサイ俺サボるわ ｣









マ｢ あ､じゃあ俺も ｣









モ｢ お前らまじかよ〜 ｣









モトキは笑いながら"じゃあ後でね〜"と言ってンダホを連れて体育館に行った。









俺とマサイはいつも通り屋上に行って､駄べるはずだった､









マ｢ なぁあいつ誰？ ｣









シ｢ あ？ 誰だ、あいつ ｣









少し背が小さめでロングの髪の毛の子がいた。









なんか雰囲気好きだな､後背小さぇな









『 …はぁ､ 』









あ､ため息ついてる､







クールなやつかと思ったらそれなりに悩んでるらしい､なんかおもしれぇヤツ。









マ｢ どーする？ 場所変えるか？ ｣









シ｢ いや､話しかけてみね？ ｣









ただの好奇心､それ以外何も無い。









シ｢ なぁ､あんたさ ｣









『 …なによ 』









思った以上に綺麗な顔って感じだった。









そんで､迫力があった









シ｢ や､始業式でねーのかなって ｣









『 それあんたもじゃん､めんどくさいじゃん始業式とか 』









またため息をついて外を眺めてる









シ｢ なぁ､俺シルク､お前は？ ｣









『 …萩原 A､だけど 』









シ｢ おまえおもしれぇな､ ｣









『 ありがと､ 』









フッと笑ってまた外を眺め始めた。









ほんとにおもしれぇ









｢ あ､トミー！Aいたよ！！ 帰るよ！！ ｣









『 げっ､わかったから待ってってば､ちょ､カンタァ… 』









男に手を引っ張られてどっかに行っちまったあいつ。









一年前のことだからお前は覚えてないだろうけどな､









この時から気になってたなんてほんと嫌だけど､









結構こいつがお気に入りだったりする､なんてな

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