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6話 ページ6











TH「ソヨンヌナ、チョン ジョングクって知ってる?」









「し、知らないわよっ。」









TH「そっかぁ〜、残念。まぁ、、調べといて、ね?」









TH「ヌナと同じ学校の筈だから。」









「…わかったわよ…、だけどっ…!」









声の起伏が激しく、震えているから、









電話越しの彼女は泣いているんだろう。









引っ掛かった様に、喉に詰まらせた言葉









あぁ、人間は欲深く、醜い。









醜い俺も、









頭の悪いコイツも__









人は欲を満たすためには、何処までも狂い、壊れていって



















最後に待つ、結末は









破滅__









「私はっ、私は…、









テヒョナの事が好きなのにっ…!」



















俺は、鼻の先に、餌を垂らす。









彼女を更に狂わせるように









TH「分かってるよ、ヌナ。









Aが、たった一人、孤立したら__









ヌナを愛してあげる__」









Aには俺だけを求めて欲しい。









誰にも寄り付かれなくなったとき、









頼れるのは俺だけになって



















壊れればいいんだ__









「もし、テヒョナが裏切ったりしたらっ…









きっと、貴方を殺しに行くっ…。」









TH「そんな物騒な事言わないで、俺は嘘なんて付かないから。」



















俺しか頼れなくなったAは、









もし、俺が死んだとしたら









追いかけて来るだろうか?



















愛ゆえに、心中。









(( それも、素敵な話だ ))

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作者名:しむきん | 作成日時:2017年1月6日 17時

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