ハニートラップ (ページ6)

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６話ページ6

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メンバーは全員着替え終わって、マネオッパがグクの方に近づいた

顔は結構険しい。

メンバーは何となく空気を読んで、その場から少し離れた

私も同じ様に離れたけど、神経を尖らせて耳をそっちに向けた。

何となく気になっただけなんだけど

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MG「ジョングク。」

JK「何ですか、ヒョン。」

グクは携帯を弄ったままマネオッパの方に体だけを向けた。

MG「今もそうだか、最近かなり態度が悪い。ナムジュン達にも偉そうにしてるそうだが、

親しい兄貴たちというのは凄くよくわかっている。仲が良いのもお前達の良いところだ。だけど、礼儀を尊重する文化の国、親しき仲にも礼儀ありという言葉があるだろう？……」

マネオッパの怒りの原因はグクの態度にあったみたいだ

確かに、束縛がとても激しい今、グク本人もメンバーに対する態度がおざなりになっている。

……少しは丸くなれよ、少年。

JK「すみません、ヒョン。これからは気をつけます。」

反省した顔をしているけど、演技じゃないかって疑う自分。

グクの素性を知っているからこそだ

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MG「後、１つ聞きたいことがあるんだが…

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お前、夜中にどこ行ってるんだ？」

JK「……え。」

初めて顔を歪ませたグク

動揺したのか、声が小さく漏れた

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グクは何時もメンバーが寝静まり返った夜中に宿舎を抜け出してくる

そこから私のマンションに来るんだ。

MG「何処に行ってるのか知らないが、芸能人であるということを忘れるなよ。サセンだって居るんだ。」

JK「…はい、分かってます。」

さっきとはうって変わって自信の無くした弱々しい声になったグク

やっぱり演技だったんだ。

MG「何かあってからじゃ、困る。宿舎に警備員をつけることにしたから、夜中の出入りは厳禁だ。」

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絶望とも言えるグクの顔。

それと比例するように軽くなった心。

自由が増える…。

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YG「良かった…な？」