ハニートラップ (ページ15)

今日:23 hit、昨日:19 hit、合計:431,282 hit

１４話過去ページ15

．

「ぼう、弾少年団…。」

いや、ダサい？←

普通になんか…。

「ただふざけた名前じゃないぞ、この名前には
１０代、２０代に向けられる抑圧や、偏見を止めて、自分達の音楽を守り抜く…そういう意味が込められているんだ。」

音楽を…守り抜く。

「カッコいい…です。」

「そう言って貰えると嬉しいよ。なんせ、メンバーの奴等に渋い顔をされたもんだからな。笑」

「意味を言ってもなのですか？」

「んーまぁ、そうだなぁ。これからもずっとその名前で活動するって考えるとやっぱり羞恥心が少なからず有るんだろう。」

「少年じゃ無くなる時も訪れますしね。笑」

「それを言ったらおしまいだろう。笑少女時代だってもう年齢相応の名前じゃないだろう。笑」

「大人の女性…ですね。笑」

「まぁ、これ以上は悪口になるからな。笑メンバーの所まで案内しよう。」

「すみません、わざわざ。」

「良いってもんだよ。」

社長、ガチいい人だった。←

話ウケるし←突然のギャル口調

．

「此所だよ。」

なんなら、社長室より立派に見える練習室。

「社長室やオフィスの経費を浮かせて、練習室や作業室、レコーディングにつぎ込んでいるんだ。」

この人、人の心読めるのか？←

「なるほど、素晴らしき事ですね。」

「いや、そう言えどもそんな良いもんじゃないんだが。取り敢えず中へ入ろう。」

「はい。」

コンコン

社長室より明らかにドアが厚い、防音にでもなっているのだろうか。

声を出しても聞こえない厚さだから、そのままドアノブを引いて、中へ入った。

「あ、社長！アニョハセヨ！」

「「アニョハセヨ！」」

ダンスの練習中だったのか、ガンガンに流れていた曲を止めて、社長の前に整列をした。

「うむ、練習は怠っていないようだな。今日は君達のスタッフになる人を紹介しに来た。」

「キム Aです。まだ未熟ではありますが、皆さんのサポートをしっかりさせて頂きたいと思っています。よろしくお願いします。」