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「今度お礼させていただけませんか？」
「いえ、そこまでの」
「Aさんとは是非仲良くさせてもらいたいと思ってたんです、いつが空いてますか？いま予定が分からなければ連絡先を教えてもらえませんか？Aさんは何がお好きですか？ああそう言えばこの間、とても美味しそうなお店を見つけたんです、そこにしましょう、個室もありますから！今携帯はありますか？なければ一緒に取りに行きましょう」
「Aヌナ！」
叫ぶように名前を呼べば二人分の視線がこちらに向かってくる。一つはかなり鋭い。
「メイクヌナが探してる」。早足で近づきヌナの腕を取り、まだこちらを睨むように見ている彼女に「失礼します」。と頭を下げる。
横を通り抜けようとすれば、ヌナの反対の手をそいつが掴む、頭がかっとして思わずヌナの腕を掴む手に力が入る。
「Aさん、連絡待ってます」
ヌナの手を包み込み、にこりと笑う姿はアイドルとして完璧だ。
「忙しいので無理だと思います、これ受け取れません」
ヌナの手のひらに包まれた紙を無理やり引っ張り出して突き返す、受け取る気はないらしい、いらつきながら近くにあったベンチの上に置く。
「失礼します、行こうAヌナ」
ヌナを引っ張って歩く。
自分たちの出来ないことを簡単にやってのけるあのアイドルに負けた気がしてならない、ああ、いらいらする。
「ジフン」
今まで黙っていたヌナの声に我に帰る。
「あ、Aヌナ、ごめん」
今更ながらヌナの腕を掴んでいたことに恥ずかしくなる、うわ、強く握りすぎたかも、というか勝手に触って、引っ張って、うわ。
「ありがとう」
「え」
「助けてくれて」
ヌナの役に立った。
「かっこよかったよ」
口が裂けてもあのヨジャアイドルに感謝の言葉は言いたくないんだけど。
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ソト(プロフ) - ホタルさん» 素敵なコメントいただけてとても嬉しいです！次の話も楽しんでいただけるよう頑張ります(o^U^o) (2021年11月15日 21時) (
レス) id: 7fc73c3903 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - とても惹かれる作品でした。楽しませていただきました。ありがとうございます。次の作品を作る機会があればまた覗かせていただきます。 (2021年11月15日 2時) (レス) id: 5ea49f3737 (このIDを非表示/違反報告)
ソト(プロフ) - なつこさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！こちらの話は一旦お終いですが、次の話も気に入って貰えるよう頑張ります（╹U╹） (2021年11月14日 20時) (レス) id: 4483e25b83 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです！好きすぎて占ツクで初めてコメントしました笑 更新楽しみにしています☺︎無理来ない程度に頑張ってください！ (2021年11月14日 1時) (レス) @page20 id: 7c5c02582f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソト | 作成日時：2021年10月31日 20時
