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あーあ、Aヌナ何してんだろ、そういえば映画も観てるって言ってたな、今度シアターの場所も調べよ。ううっ、さむ。
「え、」。友人の声が聞こえて、なんだよまだ文句言うのかよ、わかったよ、ホットコーヒーでも奢ってやるか。と顔を上げると口をぽかんと開けたアホズラの友人が目に入る、視線の先を辿ってみれば。
「ヌ、ヌナ」
こうなることを目的としていたんだけど、現実になると思ってなかった。
ヌナに見つめられてるそう思った途端、どくんと心臓が動き出す。本当にヌナに会えるなんて。
え、というか、ヌナ顔丸出しでいつも出歩いてるの？嘘でしょ。なんで目撃情報皆無なの。おれ、ヌナが休みの日は一時間おきに検索してるのに。
思考が遠くに行っているとヌナの視線はおれから友人の飲み物へ移って行く。
「寒くないの」
「え、あ、寒くないです！」
友人のクソデカボイスが辺りに響き渡る、寒すぎておれたち以外テラスに居なくてよかった。
「そう、ならいいんだけど」
「あ、いや、少し寒いです！」
ヌナは顔をカフェに向けて。
「何がいい」
「へ」
「ついでに買うよ」
「え、いや」
「コーヒー？」
「え、あ、あの、コーヒーを」
え、え！？ずるい！ずるすぎる！
こんな寒いなかアイス飲んでるこいつが悪いんだ！Aヌナがコーヒーを買ってくるんなんてそんなことしなくていいのに！
なんでおれアイス頼まなかったんだ！
悔しすぎて立っていたらおれはきっと地団駄を踏んでいただろう、良かった座ってて、そんな見っともない姿見られたくない。いや、でも駄々をこねてヌナからコーヒーが貰えるならカッコ悪くてもいい。
ヌナから何かもらえるなら、そこら辺の小石だとしても嬉しいのだから。
「何がいい」
ヌナがおれを見て言うもんだから、思わず、「！！お、おれもいいの？！」。ヌナは不思議そうにおれを見る。
だって、おれホットのカップ持ってるのバレてるから買ってもらえないって・・・。
「コーヒー？」
「う、あ、Aヌナと同じのがいい！」
また不思議そうに見られてしまった。だってヌナが何飲むのか気になったんだもん！
結果、渡されたのはホットココアで悶えた。
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ソト(プロフ) - ホタルさん» 素敵なコメントいただけてとても嬉しいです！次の話も楽しんでいただけるよう頑張ります(o^U^o) (2021年11月15日 21時) (
レス) id: 7fc73c3903 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - とても惹かれる作品でした。楽しませていただきました。ありがとうございます。次の作品を作る機会があればまた覗かせていただきます。 (2021年11月15日 2時) (レス) id: 5ea49f3737 (このIDを非表示/違反報告)
ソト(プロフ) - なつこさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！こちらの話は一旦お終いですが、次の話も気に入って貰えるよう頑張ります（╹U╹） (2021年11月14日 20時) (レス) id: 4483e25b83 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです！好きすぎて占ツクで初めてコメントしました笑 更新楽しみにしています☺︎無理来ない程度に頑張ってください！ (2021年11月14日 1時) (レス) @page20 id: 7c5c02582f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソト | 作成日時：2021年10月31日 20時
