ミンハオの情緒(↓↓↓!!!?↑) ページ15
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「でね〜」
のほほんとしながら母国語を話すヒョンにボクはイライラしていた。
あの日さえ無ければ、こんな気持ちになんてならないのに。
おかしな行動で外へ出掛けたヒョンなんて何も気にかけて無かったのに、ヒョンが出たその数時間後に慌てて部屋を訪れたミンギュに言われたのは「ヌナとジュニヒョンがVLIVEしてる！！」。
ばーん！と壊されそうな勢いで開いた扉に注意することも出来ないくらいボクは混乱していた。
ヒョンとヌナがVLIVEしてる？
ミンギュに握られたスマホを覗けば確かにそこには二人が映っていた、Aヌナのいつもの表情とヒョンの嬉しそうな顔から視線を逸らせない。
「ずるい！ずるすぎる！」
わーわー。と騒ぐミンギュなんて何も気にならない、ドギョマのVLIVEとは違う、続き続けるVLIVE。どうして。
ジュニヒョンいつの間にAヌナと二人で出掛ける仲になったの、ボクがAヌナに憧れてるの知ってるでしょ、どうして、なんで二人だけで、ねえ、なんで。
「どう？？」
ジュンヒョンの大きな瞳がボクを見つめている。その目でAヌナを沢山見たのだろう、やめてよ、ボクはヌナじゃない。
視線から逃げるように顔を逸らす。
「どうって・・」
「ミンハオは忙しいの？」
「・・・忙しいよ、」
「そっかあ、じゃあご飯だけ一緒に食べよ、また後でね」
部屋を出て行くヒョンをボクが見送ることはない。
忙しい、忙しいんだ、今のボクのココロは忙しくて仕方ない。ああ、ずるいよ・・・。目を閉じれば二人の姿が浮かび上がって慌てて顔を振る。
音楽をかけてベットに潜り込み毛布にくるまる。ボクだって、ボクだって。
重い足取りでジュニヒョンと約束をしたご飯屋へ行けば、そこにはヒョンとヌナが居た。
「え」
ヒョンは手を振って、ヌナはメニューを持ってこちらを見ている。
「な、なんでAヌナが」
「ご飯だけ一緒に食べよって言ったのも忘れちゃったの〜？」
「え」
「ご飯の前に三人で買い物しよって聞いたらミンハオ忙しいって言うから」
「え！？」
「ハオ昔ヌナと買い物したいって言ってたでしょ」
え。
「ね、だから今度三人で出かけよ」
ヒョン・・・。ごめん、ごめんね。
「いつか三人で故郷を巡ろうって話もしたんだよ〜」
ヒョン・・・。
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ソト(プロフ) - ホタルさん» 素敵なコメントいただけてとても嬉しいです！次の話も楽しんでいただけるよう頑張ります(o^U^o) (2021年11月15日 21時) (
レス) id: 7fc73c3903 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - とても惹かれる作品でした。楽しませていただきました。ありがとうございます。次の作品を作る機会があればまた覗かせていただきます。 (2021年11月15日 2時) (レス) id: 5ea49f3737 (このIDを非表示/違反報告)
ソト(プロフ) - なつこさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！こちらの話は一旦お終いですが、次の話も気に入って貰えるよう頑張ります（╹U╹） (2021年11月14日 20時) (レス) id: 4483e25b83 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです！好きすぎて占ツクで初めてコメントしました笑 更新楽しみにしています☺︎無理来ない程度に頑張ってください！ (2021年11月14日 1時) (レス) @page20 id: 7c5c02582f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソト | 作成日時：2021年10月31日 20時
