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練習をしてた部屋にはもう誰もいない、体を床に倒せばどっと疲れが押し寄せてくる、目を閉じればあっという間に夢の世界に入ってしまった。
目を開ければ辺りは暗くて床で眠っていたから体はバリバリだけど、なんだか凄く気分がいい、何故ならAヌナの夢を見たから。
一緒に出掛けてVLIVEして、それでお揃いのものを買う夢。夢なのにこんな幸せになれるんだあ、ヌナってすごいな。
もう一度、同じ夢が見たくて目を閉じる。だけど、もう夢は見なかった。
目を開けてぼうっとする、あの日の夢を思い出し、寝そべっているベッドの上で携帯を探し検索をかける。
A ジュン VLIVE
やっぱりなんも出てこない。
ぽいっと携帯を投げて目を閉じる。
やっぱりあれは夢なんだ、幸せなぼくだけの夢。でも、ハンソルのお揃いもソクミナのVLIVEも夢じゃない、あの日から揺れるブレスレットに残る映像。ぼくのはゆめ。
目を閉じて願う、もう一度だけ見せてくれないかなあ。意識はまた遠くなる。
携帯の振動で目が覚めた。
寝起きでぼうっとする頭で携帯を手探りで引き寄せる、誰かから電話かな。A、画面に写る文字に驚きすぎて顔面に携帯を落とせば一気に目が覚めて視界がクリアになる。
慌てて体を起こして落っこどした携帯を見つめる。A、やっぱり先程と変わらぬ字がそこにはあった。
え、なんで、Aヌナから。そう思ってると振動が止まり、画面からAヌナの文字も消える。咄嗟にかけ直せば携帯の奥から本当にAヌナの声が聞こえた。
「もしかして、今日来れなくなった？」
「え！？」
ヌナが喋っている言葉が上手く頭に入ってこない。え、え。
「また今度にしようか」
「ま、待って！いま、今すぐに行くから！」
大声を出すぼくにいくつかの視線が突き刺さる。早く、早くしなきゃ！
「ヒョンどうしたの」
「急がなくちゃ！」
「ちょ、パジャマのまま行くの」
「！、着替えなきゃ！」
「なに、どこ行くの」
「！、どこか聞かなくちゃ！」
はてなマークのままぼくを見つめるミンハオを置いて玄関に走り出す。まず、Aヌナがどこに居るか聞かなきゃ！あ、携帯忘れた。
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ソト(プロフ) - ホタルさん» 素敵なコメントいただけてとても嬉しいです！次の話も楽しんでいただけるよう頑張ります(o^U^o) (2021年11月15日 21時) (
レス) id: 7fc73c3903 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - とても惹かれる作品でした。楽しませていただきました。ありがとうございます。次の作品を作る機会があればまた覗かせていただきます。 (2021年11月15日 2時) (レス) id: 5ea49f3737 (このIDを非表示/違反報告)
ソト(プロフ) - なつこさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！こちらの話は一旦お終いですが、次の話も気に入って貰えるよう頑張ります（╹U╹） (2021年11月14日 20時) (レス) id: 4483e25b83 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです！好きすぎて占ツクで初めてコメントしました笑 更新楽しみにしています☺︎無理来ない程度に頑張ってください！ (2021年11月14日 1時) (レス) @page20 id: 7c5c02582f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソト | 作成日時：2021年10月31日 20時
