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悲鳴
「お、おい!」
「あ、ああ、あ・・」
完全にパニくってる
暗闇が怖い・?
「落ち着け、大丈夫だから」
「いや、怖い、だれか・・」
「秦さん、秦さん!」
「ふっ、は、ぁ、」
「、っ・・おい!A!!!」
「っ、あび、き、さ・」
「落ち着け、大丈夫だからな。深呼吸して」
息がしやすいように背中を摩り優しく撫でてやる
「は、ぁ、あ」
「だ、じょ、ぶです・・・すみません」
「平気。落ち着いたならよかった」
ほんとに、あの悲鳴は・・・
「よかったら、聞かせてほしい。暗闇が苦手なわけっつーか・・・その、こんなことにならねーように、さ」
「・・・わかりました」
・
・
・
・
・
・
「というわけです」
「なるほどなぁ」
意外と深かった
そして重かった
「こんな話、すみません」
「あー、いいって。それより、俺、敬語やめてって最初に言った気ぃすんだけど」
「・・・網引君」
「ん、秦」
「なんか恥ずかしい」
「奇遇だな、俺も」
間
「・あ、あのさ、いつから知ってたの、私のこと」
「俺が生主始めて少し経った頃、いいなって思った人が秦だった」
「そうなんだ」
「お前は?」
「私は、動画をオススメされて・・・これ友達なんだ〜って」
「悠登か」
「うん」
あいつ・・・
途端に聞きなれた通知音が不自然に響く
「あ、俺だ」
見ると
悠登あ、そう、秦ちゃんに響夜のこと教えたの俺だから〜 いい仕事したでしょ!
「網引君?」
「何でもない」
あいつ・・・!
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作者名:罪夜 | 作成日時:2017年8月27日 23時