【wrwrd】翡翠色の暗殺者。2【男主】 (ページ8)

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zm side

os「…コネシマ！」

エミさんの指示でコネシマの元に走っていた俺とオスマンは、道の途中で倒れているコネシマを見つけた。

zm「おいシッマ、大丈夫か」

オスマンが、コネシマの喉に触れた。

os「かなり冷えてるな。
出口で大先生とチーノが迎えに来てる筈や。

早くつれて行くで」

俺がコネシマを担ぎ上げると、後ろで強い風が吹いた。

os「あ、A、トントン無事やったんやね…

って、どうしたんやその腕！？」

zm「…A、大先生とチーノがまっとる」

泣きそうな顔をしたAがこくりと頷いた。

wrwr国への移動中、Aから経緯を聞き、俺達はいつか、その黒マントを絶対に見つけ出す事を決めた。

sha「…おい、どう言うことや」

城に帰ると真っ先にシャオロンがやって来た

『すみません、俺が、』

sha「トントンは腕無くなって、コネシマはまた目覚めんやと？

ふざけんなや」

zm「おい、シャオロン、Aは何も悪無いやろ」

そう言うと、シャオロンは俺をキッと睨みつける。

sha「黙れよ、コネシマとトントン連れて帰るのは1人でも出来るやろが。

まだ動ける戦闘員はΟ国ぶっ潰せや」

zm「お前、何もしてへんくせに何偉そうにしとんねん」

お互いに睨みつけあっていると、後ろからぺ神がやって来た。

sha「ぺ神！コネシマは、トントンの腕は、大丈夫なんか！？」

sn「コネシマは数週間か数ヶ月起きないかもしれない。

トントンの腕は、治らない」

その場の全員が息を呑んだ。

悔しくて、悔しくて仕方がない。
皆が無言になる中、シャオロンはわなわなと震え出した。

sha「なんで黙っとんねん、なんでΟ国潰しに行かへんねん。

…もうええ、俺1人でも行ったる」

ut「…何言うとんねん！シャオちゃんは覚醒してないんやから、行っちゃ」

黙れやとシャオロンが叫ぶ。

sha「覚醒がなんや、石化がなんや。

仲間こんなんにされて、黙ってられるか」

シャオロンの目が一瞬光る。

背後の窓から真っ赤な夕焼けが照らし出し、逆光で顔が見えない。

sha「燃やし尽くしたる」

炎が巻き上がり、シャオロンは姿を消した。